こないだ初めてKBCシネマに行ってきた♪
んで、なぜか娘が付いてきた(笑)

都市高速の入り口にあるので存在は知ってたんだけど、ここでわざわざ映画を見る機会はなかったんだよな。
んで、その”わざわざ”のきっかけはこちらの映画。

「愛国と教育」
なかなか香ばしいタイトルなんだけど、どうやら以前テレビのドキュメンタリーで放送してたらしい。
ぶっちゃけ右翼とか左翼とか、あんまり理解してないしこだわりはない。
なのに、なぜこの映画を見ようと思ったのか?

それは、自分自身がリカレント教育に携わった時、現代において如何に教育が大切かと実感したから。
ましてやそれが、学生時代に学ぶ教科書ならば尚更興味があった。

映画の内容について、詳細は控えるけども中々難しい問題だなぁという感想。
一応、有料になるけどドキュメンタリー番組の方はこちらで見れるっぽい。

って事で、トーヤ的な難しさを天神の街を歩きながら娘に話す。

右寄りの人達が「日本人の自虐史観」が今の日本を悪くしてるってのも言ってる事分かるんだよねぇ。
データこそ取りづらいけども、日本全体の自信のなさみたいなのが今の日本を生んでるとも言えそうだしね。
また、戦時中の事についても何が真実かってのは証明しづらい。
仮に証明したとしても「当時の常識」を顧みると果たして謝罪すべき事なのかっていう疑問は残る。
だからと言って、左寄りの人が言ってる事がおかしいなんてとても言えない。
事実は事実と認める事も必要。
また、それが結果として日本の損失になったとしても、万人が同じ意見を言い続ける環境と言うのはこれまた不健全だと思う。
更に、既に検定も受け販売されてる教科書の訂正というのも、凄く強引な気はする。
教育の政治利用は国民国家として当然ともいえる部分もあるけど、そこまでの干渉は果たして良い物なのかと言う疑問も付きまとう。

「いやぁ、ホントに難しくってお父さん、答えが出ないわ…
 娘さんはどう思う?」
と、自分が分からん事を高校2年生に投げてみる。
そうすると

「私も答えは分からん。
 ただ、両者言い合える状況は健全だと思う。
 ワンサイドゲームになるよりよっぽど良い。」

と。
確かにどちらが良くってどちらが悪いかってのは答えは出ないが、完全なる言論封鎖の状況になったらホントにどうしようもなくなるんだろな、と思った。
知れば知るだけ、自分の無力感を実感してくる。
けれども、その中で出来る事…清き一票を真剣に考える事が如何に大切なのかって事は理解できる。

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