海外から愛犬と帰国する⑤ マイクロチップについて
愛犬や愛猫に埋め込むマイクロチップに関しては、注意点がある。
日本の動物検疫所が、指定している規格があることだ。国際標準規格(ISO)11784及び11785に適合するマイクロチップとの指定があり、その規格以外のマイクロチップが埋め込まれている場合、事前に、到着予定の動物検疫所に相談する必要があるとされている。(下部 資料①参照)
相談後、認められない規格であると判断された場合、再度 (指定規格の)マイクロチップを埋め込む必要がある可能性があるという。そうなると、結果的に、愛犬、愛猫の体に、2つのマイクロチップを埋め込むことになってしまう。そのようなことは、誰でも出来れば避けたいことだろう。
実際、中国では、動物病院やペットショップで、こちらから何も指定しなかった場合には、異なる規格のマイクロチップを埋め込まれてしまう場合がある。(※地域、病院、ペットショップによって異なる。)この点が、まず注意しなければいけない点だ。マイクロチップを埋め込む前に、必ず、そのチップの規格を確認して欲しい。実際に、私の行きつけのペットショップが、標準として、埋め込んでいるマイクロチップは、ISO規格9001 のものであった。(下部 写真参照)
余談であるが、実は、このマイクロチップナンバーと、蘇州市の養犬登録金属タグのナンバーが紐付きになっているため、あらかじめペットショップでは、マイクロチップと金属タグをセットで、常備していることが多い。つまり、セットのマイクロチップを埋め込むことで、マイクロチップ埋め込み日当日に、金属タグを受け取れることになるが、異なる規格のマイクロチップを埋め込んでも、養犬登録自体には、何の問題もない。後日、埋め込んだ規格のマイクロチップナンバーが刻印された金属タグを受け取ることが出来る。
私の場合、自分で、ISO11784/11785 規格のチップを購入し、ペットショップに持参した上で、そのマイクロチップを埋め込んでもらうようにした。自分で埋め込まず、ペットショップで埋め込んだのは、日本入国手続き時に、マイクロチップ埋め込み日を証明する書類が必要であることと、犬の健康面を考慮し専門家に埋め込んでもらいたいと思ったからだ。
中国では、タオバオ(淘宝)で簡単に、マイクロチップもマイクロチップリーダーも購入出来る。私は、実際に、タオバオでマイクロチップとマイクロチップリーダーの両方を購入した。タオバオとは、中国版アマゾン、あるいは、中国版楽天とでも言えば、わかりやすいだろうか。アリババグループのオンラインショッピングプラットフォームのことである。
NEXT STORYで、実際に私が購入したマイクロチップとマイクロチップリーダー、そして、その価格、入手方法などを紹介したい。
NEXT STORY 「海外から愛犬と帰国する⑥ マイクロチップの入手方法について」
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