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インディアンダンス

  ”インディアン”は差別的な響きがあるとして、”ネイティブ・アメリカン”(元々いた地元のアメリカ人)と言い換えられていて、お年寄りの日本人が想像する”インディアン”に対して、この言葉が使われることは殆どありません。”インディアン”の呼称は、コロンブスが新大陸をインドだと勘違いしたことに由来しています。コロンブスに責任は無いとはいえ、罪作りですね。これと同じことですが、オーストラリアの”アボリジニ”も、最近では”アボリジナル・オーストラリアン”に統一されつつあります。

 ”インディアン”で思い出したエピソードがあります。アメリカのUCバークレーに1年間いた時に、ボランティア団体(YWCA)が主催する海外留学生や研究者のためのクリスマス会に招待されました。小さな子供がいたので、少し興味があって参加しました。クリスマス会の当日、入り口ではUCバークレーのマスコットである”熊のオスキー”の人形(手作り)とその日の進行表(プログラム)が配られました。進行表はもちろん英語で書かれていましたが、出し物として”Indian Dance”というのがありました。

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 私は古い人間なので、タイトル図のような昔ながらのインディアンによるダンスを想像していました。しかし、いざダンスが始まると全然違うことに気付きました。当たり前と言っては当たり前ですが、”Indian Dance”はインド人による舞踊だったのです。下の写真ほどカラフルではありませんでしたが、インドの伝統衣装を着た7-8人による集団舞踊で、インド映画によく出てくるようなダンスでした。

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