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久々にウナギを食べました。

今日はチョッとしたイベントがあって、久しぶりにウナギを食べました。暑い時には食欲が落ちますが、ウナギを食べて”パワー!”を注入しました。ウナギ料理の定番は、かば焼きや、かば焼きがご飯の上に乗った鰻丼や鰻重です。福岡には、これ以外にもウナギの定番料理があります。それは、『鰻の蒸籠せいろ蒸し』です。

ウナギのセイロ蒸しは、ウナギのタレをご飯の上に、錦糸卵とかば焼きを乗せて、蒸籠で蒸しあげた料理です。私は大分の田舎出身ですから、福岡に来るまでセイロ蒸しの存在は全く知りませんでした。私はかなりオトナになってから、はじめてセイロ蒸しを食べました。

もともとウナギは好物でしたから、セイロ蒸しが美味しくないわけがありません。セイロ蒸しの特徴は、ご飯に満遍なくタレの味が浸みこんでいることと、ウナギがふっくらしていることです。

土用の丑の日が近づくと、テレビではウナギの特集が組まれます。つい一週間前にも、ウナギ料理の番組を見ました。その番組の中でもセイロ蒸しは紹介されていましたが、メインはやっぱり鰻重でした。関東周辺だと、鰻重の値段は並でも3000円以上することを知って驚きました。また、天然ウナギだと1万円以上もするとのことで二度ビックリでした。

東京と福岡では物価が違いますが、福岡なら3000円も出せばかなり立派な鰻重を食べられます。もちろん老舗の鰻屋さんでは、もっと高級な鰻重がありますが、一般的にはリーズナブルなお値段で鰻を堪能することができます。今日食べたのはセイロ蒸しでしたが、一人前は3000円でお釣りが来ます。

十数年前ですが、宮崎県の西都市に遺跡探査に行った時に、天然ウナギの鰻重をウリにしている地元で有名なウナギ屋さんに行ったことがあります。ここは、テレビの取材等で芸能人もよく訪れるようで、店内にはサイン色紙がびっしりと飾られていました。この鰻屋さんは地元では大人気のようで、ウナギを食べる店舗の他に、順番待ちのために独立した待合室の建物がありました。

店に着いてからウナギを食べるまでに、少なくても30分以上は待たされますので、その頃には空腹のピークに達しています。「空腹は最高のご馳走である」とよく言いますが、空腹&天然ウナギなので、あっという間に完食した大満足の一品でした。この時は、同席していた研究室の教授がご馳走してくれました。残念ながらこれ以降、天然ウナギは食べていません。

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