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オジサンのオジサンによるオジサンのための会社

アメリカのリンカーン大統領(当時)は、有名なゲチスバーグの演説でこう締めくくっています。「・・・ and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.」。これを直訳すると、「・・・そして、人民の、人民による、人民のための政治は、この地上からなくならない」です。通常は、『government of the people, by the people, for the people』の部分だけが切り取られて『人民の人民による人民のための政治』という名詞として使われています。しかし、このままだと”これが良いことなのか悪い事なのかさっぱり伝わりません”。やっぱり切り抜かれると、演説の真意が伝わらない場合もありますね。

日本地熱学会の開催期間中に実施した研究室のミニ同窓会で、後輩たちと楽しく飲みました。当時は私を除く全員が大学院生でしたが、今では会社で要職を任されている立派なオジサンに成長しています。少し前に、学歴マウントの話を書きましたが、このメンバーは最低でも修士号(マスター)持ちですから、学歴ヒエラルキーでは上位に位置しています。それだけではなく、語学能力やコミュケーション能力も高い、いわゆる”エリート”です。しかし、真のエリートは、”エリート感”が全くありません。久々に酒を酌み交わすと、昔の懐かしい話で大いに盛り上がりました。

こんな素晴らしい後輩たちに囲まれて酒を飲んでいると、幸福感が爆上がりします。やはり酒は、『何を飲むかではなく、誰と飲むか』だと再確認できました。酒宴での話題に、”ひょっとしたら作るかもしれない架空の会社”の話をしました。この会社は、私や私の仲間たちで築き上げてきた物理探査のノウハウを結集した会社です。まだまだ構想段階で、具体的なアクションは起こしていませんが、若かった頃の後輩たちの元気な話を聞くと、一歩踏み出す勇気をもらいました。

”起業予定の会社(?)”は、スキルの高いオジサンだけで始めるつもりです。つまり、『オジサンのオジサンによるオジサンのための会社』として立ち上げる予定です。リンカーン風に言えば、”Company of the older people, by the older people, for the older people"です。発音するには、ちょっと語呂が悪いのですが・・・。

ひょっとすると、来年または再来年には会社が出来ているかもしれません。その時には大々的に発表したいと思います。ヨロシクお願いします。

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