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フィールド調査日記@えびの 6日目(最終日)

『フィールド調査日記@えびの』も今日が最終日です。本日、えびの市から無事に帰ってくることができました。今日は、調査全般の反省&教訓について書きたいと思います。

今回は大掛かりな調査だったので、機材の準備に時間がかかりました。大学から直接持っていた機材も結構ありましたが、事前に宿泊先であるホテルに宅配便で送りました。収納用の大型コンテナにして、その数22個。ホテルのクロークを埋めるほどの機材になりました。

かなり時間をかけて調査の準備をしましたが、実際の調査になると小さなミスは頻繁に起きます。小さなミスの多くは”忘れもの”です。忘れ物も、車に積んでいて忘れたものや、宿に忘れたものなど、様々でした。

宿から現場からまでは遠いので、宿まで取りに帰ると時間がかかります。いつもは臨機応変に、手近にあるもので代用したりします。しかし、代用できない機材の場合は、宿まで取りに帰るしか方法がありません。MT法の実験初日は、これでスケジュールが大幅に狂いました。

これらのトラブルは、良い教訓であり、経験です。人間は必ず失敗します。なので、失敗しないような工夫が必要です。また、失敗した時のリカバリーが重要です。今回は機材の予備を準備していたので、それに助けられたことが結構ありました。

今回の調査では、登山用の大型ザックに必要な機材を詰めて、山を登りました。今回の調査では急な病気のため、一名が不参加だったので、一人当たりの機材の重量が増えました。一人当たり、10kgから20kgの荷物を背負って測点まで移動しました。今回嬉しかったのは、同行した学生さんが「先生、こっちのザックが軽いですよ」と言って、いつも一番軽い荷物を選んでくれたことでした。その心遣いに、思わず感激しました。

「ヒデキ、カンゲキー!」

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