見出し画像

頑張れJAXA この経験を次に活かそう!

2023年3月7日の午前10時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた次期主力ロケット『H3』の初号機が、残念ながら失敗に終わりました。詳細な原因究明はこれからだと思いますが、2段目のロケットのエンジンが点火できなかったようです。そのため、指令破壊の信号が送られ、”自爆”しました。

H3の開発では、新型メインエンジンの開発が難航するなど、相当な苦労があったみたいで、当初は2020年度の打ち上げがやっと今日になりました。しかも、打ち上げ失敗という散々な結果になりました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の関係者は、この悲報に落ち込んでいると思いますが、そんな時間はありません。この経験を活かして、次に繋げなければいけません。

打ち上げ失敗については批判する人が少なくないことは承知していますが、誰も好き好んで失敗したいわけではありません。関係者の皆さんは、成功を信じて(確信して)打ち上げに臨んだはずです。打ち上げ失敗の非難には真摯に向き合う必要はありますが、この経験をどう活かすかがもっと重要です。困難なプロジェクトになればなるほど、成功の難易度は増します。月並みな言葉ですが、「失敗は成功のもと」なのです。

H3の打ち上げには、関心を持っていました。それは、これが次期主力ロケットであることと、この打ち上げでH3に搭載した地球観測衛星『だいち3号』を軌道に投入する予定だったからです。地球観測衛星は、合成開口レーダを備えた”資源探査のための衛星”でもあります。この衛星を活用することで、様々な地球観測が人工衛星から可能になります。

H3は、国産の主力ロケットとして、今後の宇宙開発の切り札と位置づけられていただけに、”初号機の打ち上げ失敗”の影響は長引くかもしれません。しかし、ここが踏ん張りどころです。焦らずに頑張れ JAXA!。応援してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?