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バークレーの思い出#2 シャトルバス

 UCバークレー(CAL)での思い出で忘れられないのは、シャトルバスです。CALの大学キャンパスはバークレーの町中にありますが、研究所(LBNL) は急傾斜の丘の上にあります。シャトルバスはキャンパスの外側をぐるりと回るコースと、丘の上の研究所に向かう経路があります。最先端の研究をしている大学院生は、LBNLに所属している人が多いので、シャトルバスを良く利用します。私もちょくちょく利用していました。

 タイトル図のように、現在のシャトルバスは一般的な大型バスの大きさですが、当時は一回り小さな中型バスでした。このバスにも付いていますが、昔のバスの前後には、比較的大きな自転車を乗せられる駐輪スペースがありました。自転車で研究所に通っている学生は、上りになる行きにはココに自転車をのせてバスに乗ります。帰りは下りなので、バスには乗らずに自転車に乗って帰ります。

 バス停はキャンパス周辺と研究所内に複数ヶ所あるので、降りたい場所で「降ります」と言うか、車内の天井近くにあるワイヤーロープを下に引っ張ります。この左右にある2つのロープは、バスの前から後ろまで一続きになっています。このロープを引っ張ると、「降ります」のチャイムが車内に鳴ります。このシステムに気付くまでは、降りる時はどうするんだろうとビクビクしていました。

 私がよく遭う運転手さんは、二人いました。一人は陽気な50代くらいの黒人男性で、胡麻塩頭でした。このオジサンは、いつもニコニコしていて楽しそうに仕事をしていました。もう一人は、マッチョな40代の白人女性でした。どうしてマッチョとわかるかというと、いつも半そでTシャツを着ていて、筋肉隆々の腕を見せていたからです。こちらは、いつもしかめっ面で、とっつきにくい印象でした。

 町中のバス停からシャトルバスに乗ると、住宅街を通ります。住宅街の手前には、日本では見たことのない道路標識がありました。そこにはBUMP(コブ;隆起)と大きく書いてありました。コブっていう標識はどんな意味なんだろうと思っていたら、すぐにわかりました。地面全体に20-30cmの高さのコブがありました。アメリカの住宅街では、車がスピードを出せないように、道を横断する物理的な障害(隆起)が、結構ありました。

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 下の写真は、研究所行きの現役のシャトルバスです。↓↓↓

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