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ふとした瞬間に・・・

ふとした瞬間に、今まで解けなかった問題のヒントが閃いたり、今まで気付かなかった間違いに気付くことがあります。これは、脳内にインプットされた多くの情報が、脳内で整理されたときに起こります。

これは中学生の時の体験ですが、学年1位の優等生の友達が難しい数学の問題を出してきました。この問題は、灘中学の入学試験問題らしく、田舎の中1にとってはかなりの難問です。数学は好きでしたが、特に得意ではありませんでした。しかし秀才君からの挑戦を避ける訳には行きません。

問題文もかなり長くて、水に溶ける塩分濃度や塩分量に関する問題だったと思います。授業で習ったばかりの連立方程式を使えば解けそうですが、何を変数にして式を立てるかが難しい問題でした。灘中の受験生(小学生)は連立方程式は習っていないので、別の解法で解くのでしょうが、その時の私の能力ではそんな解法は思い付きませんでした。

しかし、諦める訳には行かないので夜遅くまで「あーでもない、こーでもない」と脳内でブツブツ言いながら、問題に挑み続けました。でも結局、その日には解けませんでした。仕方なく寝ましたが、頭に血が上ってなかなか寝付けませんでした。

次の朝、目覚めると、不思議と問題が解ける気がして解いてみると、あんなに苦労したのがウソのように、スンナリ解けました。たぶん、寝ている間に頭の中で情報が整理されたのでしょう。とても不思議な体験でした。

私はほぼ1日かけて解いたわけですが、灘中の受験生はこの問題を10-15分程度で解くわけですから、凄いと思いました。というわけで、過去には閃いたこともありましたが、加齢とともに閃きはめっきり減ってきました。そもそも、脳の活動が弱まっているのかもしれません。

今日は面白そうな話題が閃かなかったので、「閃き」に関する記事を書いてみました。

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