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新年度に向けて

今日は令和4年3月末日ですが、日本の慣習に従えば”令和3年度の終わり”になります。

日本は4月始まりですが、昔のヨーロッパでは3月始まりでした。ちょっとややこしいのですが、今の1月と2月にあたる月は昔は無くて、今の3月が昔の1月だったのです。それでは今の1月と2月の期間はどうなっていたかというと、”暦(曜日?)の無い日”だったのです。それは、農耕が発達した後にできた暦が、農業を基準にしていたからです。つまり、農作物が育たない現在の1月・2月は暦が不要な期間だったのです。

昔の暦は1月から10月までで、各月に1から10までの番号が割り振られていました。しかし、暦が普及し始めた当時(ローマ時代?)の偉大な為政者たちが、自分の誕生月を自分の名前に変えたので、数字ではない月の名前に替わって行きました。たとえば、July(旧5月)はジュリアス・シーザー由来ですし、August(旧6月)はローマ皇帝アウグストゥスに由来します。

その中で、辛うじて月の番号を今に残しているのが、現在の9月から12月です。ただし、September(9月:7番目の月)、October(10月:8番目の月)、November(11月:9番目の月)、December(12月:10番目の月)で、今の月の順番とはズレています。これは旧1月(今の3月)から数えた順番の数字になっています。

明日から、新年度です。入社や入学でワクワクしている人も少なくないでしょう。人生は『ミラクルがエンドレス』らしいです。皆さんの新年度に、幸あらんことを。

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