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究極のミニマリスト 必要最低限のものは?

 持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人をミニマリストというそうです。これは、自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会のアンチテーゼとして生まれた新しいライフスタイルです。ミニマリストは、”最小限の”という意味のミニマル(minimal)に、人を表わすistを加えた造語です。

 この言葉は、2010年前後から海外で使われるようになり、その後日本でも広まったようです。ミニマリストとともに、シェアエコノミー(共有経済)というのも浸透しつつあります。ミニマリストとシェアエコノミーは親和性が高く、必要なものは誰かと共有したり借りたりすることで、自分が所有する物を厳選している点が共通しています。

 人間ではありませんが、ここでは究極のミニマリストを紹介します。それは、ジャングルブックに出てくる熊のバルーです。この陽気な熊は、ジャングルに住んでいますが、決まった家(住むところ)を持っていません。それどころか、何一つ持っていません。

 究極のミニマリスト・バルーが歌う歌は、The Bare Necessities です。これを直訳すると”ほんの少しの必要なもの”、つまり”必要最低限のもの”となります。この曲はのバルーが歌うので、言葉遊びで”Bare”と”Bear”がかけられています。一番の歌詞の最後は、The bare necessities of life will come to you. つまり、人生に必要最低限なものは、(ジャングルでは)向こうからやってくるさ、と締め括られています。


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