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ランキングの呪縛

世間の人は”順位付け”が好きなようで、何にでもランキングをつけたがります。点数の合計点で決まるテストの成績なら、本人の努力がそのまま反映されるの問題ありませんが、評価の基準が曖昧だと、順位付けの意味が無くなります。

国内/国外で、様々な”大学ランキング”が公表されています。ランキングの際の評価には多くの項目が含まれますが、学生数や教員数、研究費や論文数などです。もっと細かく言うと、女子学生の割合や外国人教員の数なども評価の対象になります。

大学の国際ランキングになると、日本の大学は分が悪いみたいです。少し前の記事にも書きましたが、国立大学の予算は年々少なくなっています、国内では”日本一と考えられている”東京大学でも、世界大学ランキングでベストテンに入るのは難しいみたいです。私が努めている九大は、100位に入ることすらできていません。

どこかの政治家さんが「2位じゃダメなんでしょうか?」と言ったとか言わなかったとか。もちろん、1位になることには大きな意味があります。誰もが銀メダルより金メダルに価値があると思っています。しかし、”1位だけが素晴らしい”という考え方も偏った考え方です。1番になりたいと思う人は多いでしょうが、皆が1番になれるわけではありません。

ランキングはひとつの目安です。これが全てではありません。そろそろ、ランキングの呪縛から逃れても良いのでは?。

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