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言動が一致しない人への違和感

 僕はタイトルの件について、ずっと違和感を感じていました。

具体的には
●「矢沢永吉の考え方が好きなんだよね」とか言いつつ、全然やっていることは卑怯で矢沢永吉っぽくない。(実は矢沢さんのこと全然知らないので、間違っていたらごめんなさい(笑))
●「ブッダって素敵だよね。」とか言いつつ、マインドフルネスからほど遠いし、他責的な言動が多い。
みたいな感じです。

もちろん、その人に憧れているからといって、その人のように行動できるわけではない。それはわかっているが、僕の中でずっと違和感だったのです。


答えは仏教の中に

それが、最近読んだラリー・ローゼンバーグさんの「呼吸による癒し」を読んでクリアになりました。絶妙な言語化がされていましたので、それらを紹介して考察していきます。

この本に書いてあったのが、瞑想の入門コースに来ていた政治学博士と仏教徒の話。最終的に内面的な成長を果たしていたのは政治学博士でした。一方の仏教徒は芳しくない状態でした。その考察が秀逸で

「彼ら(仏教徒)はブッダの心に関して大変な興味を持ってはいましたが、自分自身の心にはあまり関心がなかったのです。」

ラリー・ローゼンバーグ「呼吸による癒し」

仏教、禅、瞑想、マインドフルネス・・・などは己の内面をとにかく見つめること。これがポイントなのです。瞑想の内容についての詳細は次の機会にしますが。

この内面を見ることができていない人が大勢いるのだと僕は分析しています。この内面が見ることができない状態というのは、「自分がどこにいるのかわからない状態」と同じことなのです。


目的地への行き方が分からない

例えば、

ブッダのようになりたい。(目的地はインド)
でも、じぶんがどんな状態なのかわからない(出発地点がどこなのかわからない💦)

というカオスな状態になります。まず、どの方角に進んでらいいのかもわかりません。また交通手段(ツールなど)についても、もしもインドの隣国にいれば陸路で行くことができますが、アメリカにいれば飛行機または船という選択肢になりますし、かかる時間や費用なども変わってきます。


ニュースダイエットのすすめ

現代はテレビに始まり、スマホからの絶え間ない情報が注意散漫にし、自分と向き合う時間を削り取っていきます。ほとんどの情報は当人にとってゴミのような情報ばかり。
ニュースダイエット」という本があるのですが、これを読むと本当にニュースで自分の人生がよくなる確率は1%もないことがわかります。
こういった無駄を省くことをして、

・自分が本当に好きなものは?(価値観)
・自分の思考や言葉のクセは?(習慣的な行動)

などを見つめる時間を作ることが必要なのでしょう。とは言ってもこの見つめる作業はかなり根気がいるし、要点がわかっていないと瞑想ではなく、迷走してしまうので、今度まとめたいと思います。

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