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100年時代に必要なのは立山かもしれない。

100年時代だそうだ。

平均寿命は様々な要因から伸び続け、今生まれた子たちは100年生きるそうだ。

昔はなんとなく80歳くらいが寿命かなぁ〜と考えていたので、40歳を超えた時に、折り返し地点だと思った事を思い出した。

けど、100年らしい。

まだ半分にもなっていないという事。

まだまだあるな。まだまだやれるな。

LIFE SHIFT〜100年時代の人生戦略〜という本を読んでいて一番共感出来たところは、無形の資産を蓄える必要性。

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100年時代は、「学生時代〜現役時代〜引退時代」という3つのステージを送る人生では無くなる。

あらゆる時、場において、何度でも産まれ変わる必要がある。

何度でも産まれ変わる・・・。

これからのキーワードかもしれない。

もちろん、変わらないものがあることに越したことは無い。けど、今価値あるものが陳腐化したり、画一化されることは往々にしてある。

私の住む富山県には立山という山がある。富士山、白山と並んで三霊山と呼ばれている立山。

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その立山は、ツクツクの剣岳や火山ガスが噴出している地獄谷など、その山の形状から地獄を想起させられ、恐れられていた。事実、みんながイメージする日本の地獄思想は立山信仰で広まったと言われている。


罪のある人は立山に堕とされるとされ、その救済措置として立山登拝(登山)を勧められた。立山に登ることは「一回死んで、産まれ変わって帰ってくる」ことを意味していて、平安時代から救いを求めた人が訪れていたらしい。しかも日本全国から。

自分で決めて、自分の足で、立山に登り、変身して帰ってくる。

擬死再生。まさに主体変容。

立山は主体変容のメッカになるかもしれない。そうなると、100年時代に必要なのは立山かもしれない。そんなことを思う。

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