vol.81 決定について 2

前回から引き続き。
「最終誰がどうやって決定するのか?」という話についてです。

ここで以前、「役職」というテーマ(vol.28vol.39)で以下のようなお話をしました。※ 要約しています。

・役職はあくまで役割である
・マネージャーの仕事(役割)は「成果の最大化」
・マネージャーは成果を最大化するために、泥臭くともなんでもやる(ことを決めたりする)役割を担当
・その役割を担うためには以下のような、その役割に応じた領域やレベルの権限と責任がセットが与えられる
  権限&責任1: 意思決定権とその責任
  権限&責任2: 権限移譲権とその責任
  権限&責任3: 業務命令権とその責任
・ただし、権限&責任3については基本使わない(特別な時だけ)

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そう、会社においては割とマネージャーが決定する場面が多いのではないでしょうか?(自己組織化が進んだ組織であれば、権限移譲によってマネージャー以外の人がたくさん決定していたりするでしょうが。)

ここで重要なのは、マネージャーは「成果を最大化するために」何かの意思決定をする、というところです。
成果を最大化するために、色々な案について様々な角度からメリット・デメリットを考えて総合的に判断する必要があり、マネージャーはそれらを加味した上で決定します。(ただ、内容によってはそれほど深く考える必要のないものもあるとは思います。)

ここで

「マネージャーが勝手に決めた!強引だ!」

といった会話を聞いたことはないでしょうか?
自分の意に沿わない決定がなされたときに聞かれますね。

こういった会話をしている人は冷静に以下のポイントについて考えてみる必要はあるかと思います

・最終決定者は誰なのか?
・内容に応じて適度に検討されたのか?
・なぜそう決定したのかについて説明を受けたのか?(受けていないのなら質問したのか?)

そして逆にマネージャーとしてはなぜそう決定したのかについてメンバーに説明する責任を負います

つづく
次回「決定について 3

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