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シナジーを生みにいく物づくりスタイル

昨日は陶芸家の宮内太志さんのところに、頼んでいた照明器具を取りに行ったついでに、新しい商品を2つ相談しました。宮内さんのところに行くとなぜかクリエイティブ魂に火が付いてしまう上田です。

今日もデザイン勉強会で話した、建築家・デザイナーとしてやるべき5つのことの続きを書こうと思います。

建築家・デザイナーとしてやるべき5つのこと
1.インプットとアウトプット
2.調整力を磨く
3.編集力を磨く
4.シナジーを創る
5.常に新しいことを挑戦する

4.シナジーを創る

建築家やデザイナーって建築や商品などを考えて、図面などを描くことはできても、実際に手を動かしてものを創ることができないですよね。

そこは、もちは餅屋的なところで、「職人さんはデザイン考えたり、図面を描いたりできないじゃないですか(デザインできて図面描ける人もいます)」。と言われますが。建築なら大工さん、プロダクトのデザインなら工芸作家さん達が実際手を動かしてものを作っていく様はいつ見ても感動するし、ワクワクします。

この、ものづくりのワクワク感を大切にして、デザインをしていきたいと常に考えています。

では、どう言ったところにワクワクするかというと、一番は、自分にない技術を目の当たりにするということです。

その技術を見ることで、こんなもの作れないかな?あんなの作れないかな?と妄想が膨らんでアイデアがどんどん出てきます。

この瞬間に僕の作れるものの範囲がどんどん広がっていく感じです。

この感覚は事務所でカタログや本を眺めていても得ることはできません。
たくさんの職人さんや作家さんと合い、物づくりの話をし、お互いに共感し合うことで生まれます。まさにシナジーです。

シナジーとは、2つ以上のものが、お互いに作用しあう。相乗効果を生むことをいいます。

実際に手を動かしてものが作れない僕たちは、このシナジーを生むことをしながらデザインを形にする必要があります。

一人よがりのデザインではなく、職人さんや作家さんと共に創るという感覚でお互いが得意を持ち合って作りあげるシナジーのものづくり。この感覚を僕たち設計やデザインに携わるものは大事にした方がいいと思っています。

なので、どんどんいろんな職人さんや作家さんのところに行き、物づくりの話をしてみてください。きっと新しいアイデアが生まれると思います。


今日は、特に設計やデザインの仕事をしている人にむけてのお話になりましたが、シナジーはどの業界でも大切なことだと思います。それぞれのシナジーを考えて、シナジーを発生する行動を自らしてみることが、自分をレベルアップさせる一つの方法だと思います。

僕が運営している「住まいの道具研究所」ではシナジーでプロダクトを生み出していってます。よければのぞいてみてください。



ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!

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