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本当に売るべきものは何か?を考える

昨日、新しい猫が我が家の一員となりました。
名前はこむぎといいます。色が茶トラなのでそう呼ぶことにしました。
いぶきが寂しく無いようにと、もう1匹飼うことになったのです。

こむぎはまだ上田家に慣れて無いので、今朝は早くから(夜中の二時くらいから)よく鳴いていて、次女以外は寝不足な上田家です。


今日は本当に売るべきものは何か?ということについて書こうと思います。

僕は住宅の設計をしているので、実際売っているものは住宅です。
愛媛県内でも住宅会社、ハウスメーカー、設計事務所、工務店などかなりの数の会社が住宅を販売していて、それぞれ様々な強みを打ち出し、商品価値を見出してしのぎを削ってます。

住宅販売で強みとされている要素を書き出してみようと思います。

・値段
・性能

・構造、耐震
・省エネ、ZEH
・デザイン
・自然素材
・保証
・人
・自由設計
・インテリア
・エクステリア

まだあるかもしれませんが、このあたりだと思います。

この強みを使ってお客様に喜んでいただくということを、どこの会社もしていますが、ここに上げた内容って、どこの会社も全て重要だと思っているものだと思います。ただ広告戦略上、どれかに絞って打ち出しているのだと思います。

そう、全部できるけど、うちは他社と比べてこれが優れてますよ!っていうことの戦いです。

各社強みを使って、お客様を呼び込んで、契約し、住宅を建てて住んでもらっています。
だけど、この強みって住んでからどうなんだろうと、僕も含めて実際に家を建てたことのある仲間で話してみました。

家に居ていいなぁと思える瞬間とは何か。話の中で出てきたものを上げてみますね。

・床に座って、ゆっくり外を眺めたりする時
・庭でBBQ
・家族で料理して食事
・家族団欒の時間
・コーヒーを飲みながらウッドデッキで読書
・趣味が楽しめる時間
・・・etc

実際、話に出てきた内容は、住宅会社が強みだとして上げている住宅の内容ではなく、暮らしに関わる内容でした。

確かに耐震等級3の家に住んでいても、日頃、家にいてその実感は湧きませんし、断熱性能が良い家だとしても、いいなと思うのは住んだ最初のうちだけかもしれません。もちろん耐震や断熱性能がどうでもいいってことではなくて、その辺は最低限しておくべきことだと思ってますし、性能のいい住宅に越したことは無いと思っています。

しかし、こう考えていくと、住んでから「いいなぁ」と思える住宅(お客様に本当に喜んでもらえる住宅)は、住宅業界で戦われている戦場の中には無いものな気がしてきています。

本当に売るべきもののヒントは、日常にあるのかもしれませんね。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!


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