やってやる...やってやるぞ。 この日を待っていたんだ。 奴はいま確実に家にいる。家族は海外出張中。奴は1人だ。奴を仕留める為の薬も仕入れた。 やるなら、今しかない。 そんな決意とは裏腹に、最寄りの駅を降りてからの足取りは重かった。 2kgにもなるこの液体のせいか？ それともまだ迷っているのか？ いや準備は万端だ。ここまで来て引き返すのかよ俺は。復讐を誓ったはずだ。あの日から今まで、一度だって忘れたことはなかったはずだ。大切なものを奪われた日..... 俺は、重い足をゆっ
小4の頃。 「さっき学校来る途中に猫を2匹見たよ」と同じ班の吉岡さんに何気なく報告した。 「え！ほんと？！可愛かった？！何色と何色？！」 予想以上に食い付く吉岡さんに戸惑いつつ 「可愛かったよ。白と...茶色だったかな」と答えると、彼女はしばらく天井を見上げて 「うんうん。それは可愛いね」と言ってニッコリ微笑んだ。 正直、俺は別に猫が好きじゃなかった。 俺は犬が好きなんだ。犬はどんな時も全力で感情を表現してくれる。嬉しい時はしっぽ千切れるくらい振って、寂しい時は寂しそうに
8月5日 晴れ 好きな子も含めてみんなで肝試しに行った。 オバケは出なかったけど勇気は出せた。 晴れてこの日、あの子は俺の彼女に化けた。 8月12日 雨 彼女とプールに行った。 「危ないから準備体操しなきゃねっ」て言う君の水着姿にもう溺れそう。 8月17日 くもり 今日はBBQ。 他の男と話す君に、肉焼きながらヤキモチ妬いた。 8月24日 晴れ 2人っきりの天体観測。 隣で光る星が、1番きれいかな。なんてね 8月31日 晴れ 浴衣姿の君。打ち上げ花火見て打ち明けた。
俺「ねえ、隠れんぼしようぜ！」 彼女『え、なに急にw』 「いいからっ。ほら、隠れて！早く早くっ」 『もーーなにw』 「もーいーかい？」 『まーだだよ』 「もーいーかい？」 『まーだだよっ』 「もーいーかい？」 『まーだだよ！』 「もーいーかい？」 『ちょww』 「もう待てないよ」 『待ってよwww』 「結婚しよ。」 『え。』 「もーいいかい？」 『............』 「もういいかい？」 『...もう......いいよ。』 「ほん
皆さん、こんにちは。 死ぬまで第二次性徴期、ぴよ山ぴよ太です。 突然ですが、男性にお聞きします。 皆さんはモテたいですか？ 男性ならば、少しでも女性に好かれたいという気持ちを持つのは至極当然。当たり前のことでしょう。 しかしモテるというのは簡単なことではありませんね。 容姿に恵まれている、お金持ち、お喋り上手、包容力がある....etc。 モテる条件は数あれど、どれもすぐ手に入れられるものではありません。 時間と努力（またはお金）が必要です。 しかし ちょっと
ゆうこちゃんのバカ。 ゆうこちゃんはバカ。 絶対バカ。 気付かないからバカ。 都合良いからバカ。 男見る目ないからバカ。 俺でいいのにバカ。 アジアは国名だと思ってるからバカ。 既読を『すでよみ』って読むからバカ。 「まとめると〜」って言う癖に全然まとまってないからバカ。 「じゃまたね！グッドジョブ！」とか言うからバカ。 グッドラックだろバカ。 彼氏いるくせに俺といるからバカ。 友情を勘違いしてるからバカ。 俺に相談するからバカ。 寂しい時だけ電
若い頃というのは何かと厄介な時期だ。 知識や経験が浅い割に、気力や体力だけは充実してるもんだから当然空回りが増える。 特に恋愛面においては対人になってくるため更に厄介だと言える。 もちろん、俺にもそんな時期はあった。 19歳の頃、初めて彼女ができた。 名前はよう子ちゃん。 周りの男友達と比べると少し遅咲きの恋愛デビューに、俺は俄然張り切った。 毎日電話をするのは当たり前。 寂しいと言われれば遠く離れた彼女の町まで愛車（ママチャリ）を走らせ、彼女がファンだった山Pに本気
今日も彼女ができませんでした。
