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ケアマネ試験の受付が始まった

 うちの会社のスタッフで、この研修の受講要件を満たしている人は是非受けてほしいと思っている。介護支援専門員、所謂ケアマネになるための資格だ。この研修をオススメする理由は主に2つ。

  • 学習範囲が広く、専門的なことも多いので現場での視野が広がる

  • 福祉サービス制度がわかり、ご家族からの信頼が得られる

 学習分野を簡単に分けると、介護・医療・福祉サービス制度の3つから成り立つ。
 現場支援しか出ていない人は医療・福祉サービス制度のところでかなりつまずくと思う。
 特に医療分野ではいろいろな疾病の特徴や、加齢に伴う身体の変化についても学習するので"ご利用者の見方"が変わるはずだ。

 この試験の合格率は15%〜25%くらい。だいたい5人に1人しか受からないので、難関と感じる人もいるかもしれないが心配ない。
 例え不合格でも仕事を失うわけでも立場が危うくなることもないからだ。
 むしろ試験結果に関わらず、現場で活かせる学びが多すぎてこの試験には感謝しかないと思うはずだ。

 僕のオススメする学習方法は、過去問題集をひたすら繰り返し解くこと。そしてわからないことがあればすぐググる。これの繰り返しだけで60%くらいカバーできる。
 そして何年分かの過去問題集をやりまくった後、解説付きのテキストで知識の定着を促せばもう合格したようなもんだ!
 さらに最近はYou Tubeで試験対策動画も見られる。なんと恵まれた環境なのだろう。
僕が受験した10年前にはなかったと思う。

 障害福祉サービスでは相談支援専門員という研修があるが、こちらは何故か試験がなく受ければもらえる資格になっている。
 ケアマネも昔は合格率が高く、受ければもらえる資格のような時代があったらしい。

 まずは有資格者を量産して社会システムを構築することが狙いなんだと思う。「質より量」の確保を優先したのだろう。
 だからたぶん相談支援専門員も量産されてきたら、試験制度を設けるなどして質の担保が始まるだろう。

 僕は更新研修を受けてなくて失効してたので、学び直しのつもりで今年、更新研修を受けるつもりだ。
 この資格は障害福祉サービスで必要とされる資格ではないんだけど必ず役に立つ。

 これを書きながら考えたのだけど、合格者に会社から報奨金を出すなどのインセンティブがあれば、社内から受講者が現れて、結果として事業所の質が上がるといった効果が期待できるかもしれない。やってみようか。


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