本で脳がグルグル
先日、仕事で通院の付き添いをしてきました。
付き添いしている方が診察を受けている間、待合室で待っている時に、特に理由なくふと本棚にあった「ADHDとは/対処法」みたいな本(タイトル忘れた)を手に取ってさらりとめくっていたのですが・・・
まず、冒頭でADHDとはどんな症状があるのかの紹介。
・落ち着きがない。
・何度も注意されたことが直らない。
・人の話が聞けない。自分のことばかり話す。
・落ち着いていてもADHDであることがある。(・・・ん?)
・子どもにはよく見られる態度であったりする。(・・・んん?)
もっとたくさんありましたが、子どもを描いた絵をふんだんに使って、文字数は少なめに、まぁそんな感じに列挙。
そして、次に〇✕問題形式のページがあり、
Q.△△の原因は・・・である。(〇か✕か)
みたいな問題が見開きで、これまたキャッチーなマンガ絵と共に十数問くらい並んでおり、適当に流してめくったら、答えが〇なのは2割くらい。
✕ばっかりなんだな~、
と当然数が少ない〇の答えに目がいくワケなのですが、
Q.ADHDの対処には投薬が効果的である。
⇒A.〇。対処法も研究が進み、何とか(忘れた)やリタリン等といった薬が効果があることがわかっています。
そういえばリタリンって、依存性やオーバードーズ(過剰摂取)しちゃう人がいて話題になっているのむかーし2ちゃんで見たよなぁ・・・。
とか思いつつ(だからリタリンだけ記憶に残ってますw)、さらにパラパラめくっていくと、それまでも要所要所で「脳の機能障害」といったキーワードが並んでいたのですけれど、
「主な原因は脳の機能の障害」
と大きな字でバーンして、脳の断面図が見開きになっているページがありました。
このページ、ちょっとある意味インパクトがあったのですが、
・~といった疾患には、脳の異常があると考えられています。
・脳の異常がどう関係しているか、全貌はわかっていませんが、研究が進められ、さまざまな対処法がみつかっています。
さらに、丁寧に脳の断面図にも吹き出しで
・脳のどこにどんな異常があるか、詳細はわかっていない。
あとは、小脳だとか、各部位の解説が掲載されており、その解説も
・〇〇に関係?
とこれまでのページでも繰り返していて、このページの見出しにもなっている「脳の機能の障害」であることにすごく自信なかったんです。
わたしは、ADHDに対しまともに勉強したこともないし、詳しいワケでもないので、病気に対してどうこう思う気はなくって、たまたま手に取った”この本単体の記述内容のみについて”、突っ込みだらけになってしまいました。(ホントはもっとちゃんとした定義があるんだと思いますし、この本も隅々まで読んだらそこに言及している箇所もあったかも知れません)
ただ、最も目に付く部分において、
・文字を少なく、キャッチーな絵をふんだんに使用。(読ませようとしているターゲット層が見えてくる)
・脳の機能障害というキーワードを繰り返す。(明確な結論が出ているような雰囲気にする)
・反面、ウソはいけないのでw大事なところはそれっぽい言葉で曖昧にしている。(考えられています、って誰かが言い出しただけなん?)
・症状について誰でも当てはまるような表現が多い。
・数少ない明確な対処法として、投薬が印象に残る表現となっている。
上記は本の構成上の事実。
加えてわたしの個人的な印象としては、
周りの親や学校が困る、要は大人にとって都合が悪い状況(境目なんてない)を、病気でくくって早々に投薬等を検討させたい。
(大人にとって都合が悪い、はホントに悪なんだろか。)
(軍隊の構成要員として適合しない、をグルーピングしたいのを、そういった意識を持たない対象者にステルスで刷り込んでないだろか。)
といったものとなり、悪意を感じました。
この雰囲気、病気に限らず色々なところでいつも感じるアレなのですが、わたしの性根が腐っているんでしょうかねww
最近、久々に頭がグルグル回った出来事。
(追記)
あっそうそう、脳じゃなくて腸なんじゃないの?
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