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何をもって「業務の生産性が改善/効率化した」と言えるのか?

はじめに

DXの議論では、しばしば「日本のホワイトカラーは労働生産性が低い」とか「製造業は生産性を高めることが今後ますます求められていく」といった内容の指摘があります。この言葉を聞くたびに

その「生産性」って、何を指して言っているの?

というのがすごく疑問というか、モヤモヤしていたところがありました。そこで、一度自分なりに整理したいと考えました。

議論の前に、まず「生産性」を定義しよう

モヤモヤの理由を自分なりに考えたのですが、結局「生産性」という言葉自体がちゃんと定義されないまま議論しているところに原因があるのだとわかってきました。

「定量的」と「定性的」という言葉がありますが、たとえば「生産『量』」は、何kgとか、何kmとか「具体的なモノ」で表現できるのでイメージがしやすいです。一方、「生産『性』」というのは上記のような「具体的なモノ」ではないのですが、具体的なモノから算出される値です。問題なのは、ちゃんと定義しておかないと、

いつの間にか概念が消し飛んで、「量」の議論になってしまう

ことが問題なのだと思います。

この辺は、具体的な例をもとに議論を積み上げていかないと、それこそ空を切る内容となってしまいますので、ターゲットを絞って、また発表していきます。

(2022/07/11)製造ラインにおける「生産性」について書きました。こちらもぜひご覧ください!

(つづく)

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