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人を熱狂的にさせるゴールデンサークル理論

自分の思うように人を動かすことができれば仕事がすごくはかどると思いませんか?そんんなことできないと思うかもしれませんが実はそれができるエビデンスがあるんです。そこで、今回は人を動かすために知っておいて便利なゴールデンサークル理論に関してお伝えしたいと思います。

「WHY」からはじまるゴールデンサークル理論

優れたプロジェクトは、「WHY」からはじまると言われます。TEDにて、サイモン・シネック氏が紹介した「ゴールデン・サークル」理論が有名です。商品開発やサービス企画など、どんなことでもプロジェクトにはスタートがあるはずです。「その商品は、何を便利にするのか?」という「WHAT」は必要。「その商品製造はどんな風に進めるのか?」といった「HOW」も大切。私たちは、つい、そのような視点にたってしまいます。しかし、本当に大切なのは、「なぜ、その商品をつくるのか?」という「WHY」なのです。

ゴールデン・サークル

インスパイアできるリーダーは、それが個人であれ組織であれ、著者が「ゴールデン・サークル」と命名した"自然に起こるパターン"に従っているのだそうです。私たちがとっている行動の理由を知る手助けとなり、「大きな影響力を及ぼす組織やリーダーがなぜ存在するのか」という疑問に対する答えでも「ゴールデン・サークル」は、円の中心(WHY)から始まり、外側に向けてHOW、WHATへと広がっていく考え方。円のなかに記されている単語の意味は次のとおりです。

WHAT:企業や組織がWHAT(していること)。つまり、自社製品やサービスのこと。いわば、企業や組織にとっては明確に説明できること。

HOW:自分がしていることのHOW(手法)。「価値観に差異を持たせる」「独自の工程」「ユニークな販売計画」など、他とは違う方法、よりよい方法をとること。

WHY:自分がいましていることを、しているWHY(理由)。著者によれば、これを明言できる人や企業は少ないのだとか。そして、ここで留意してほしいのは、このWHYには「お金を稼ぐため」という理由は含まれないということだといいます。

習慣化に大切なのも「WHY」という視点

習慣化に大切なのも、「WHY」の視点です。「なぜ、その習慣を身につける必要があるのか?」「なぜ、その習慣化にチャレンジしたいのか?」つまり、「理由」からスタートすることが重要なのです。たとえば、「1日30分の運動を習慣化したい」という目標があったとします。
その習慣化に挑戦する場合は、

・なぜ、運動する習慣が必要なのか?

・運動したいと思いたった理由は何?

という部分を明確にしてからスタートするのです。

運動することによって、

・運動不足を解消したいのか?

・フルマラソンに挑戦するのか?

・ダイエット効果を期待しているのか?

というふうに、人によって理由が違うはずです。

習慣化するための理由を「WHY」という目的志向から考えよう

習慣化に挑戦する場合、習慣化のあとに得られるメリットがあるはず。そのメリットを得ることが、ある行動を習慣化するための「目的」です。

本来の「目的」を考えないまま、表面的な「目標」しか考えていない状態で、フワッとしたまま習慣化に取り組んでしまう。

そのため、少しイレギュラーが起きたり、数日続かない日ができると、挫折してしまうのです。目的がしっかりしていれば、多少の突発が発生してもやりとげるはずですし、少しくらい続かなくてもやめません。

だからこそ、習慣化は「目的志向」で考えていただきたいもの。目的を考えると、得られるメリットが明確になるという効果もあります。

あなたが習慣化したいものがあれば、あらためて「WHY」の視点から習慣化の理由を考えてみましょう。

Apple の 「Why から始まるストーリー」

プレゼンでは、why から始まるストーリの例として、アップルが取り上げられています。
もしアップルが iPhone や Mac を、外側の what から伝えると、次のような流れになります。


もし What からだと…
•我々のコンピュータは素晴らしく、美しいデザインで簡単に使え、親しみやすい商品です (アップルが提供する what)

•ひとつ買いませんか?

一方、why からストーリーを語り、Why → How → What の順番になると、次のようになります。


Why: 我々のすることは全て、世界を変えるという信念があります。アップルは違う考え方 (Think Different) に価値があると信じています

How: 私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ簡単に使え、親しみやすい製品です

What: こうして素晴らしいコンピュータができあがりました


はじめにアップルの why であるビジョンを伝えています。

人々はこれに共感するからこそ、アップルの商品を手に取ります。これが why からはじまるストーリーです。

仕事で why からはじめる

ゴールデンサークルの考え方は、仕事でも役に立っています。

仕事の応用 1: 依頼された仕事

例えば、上司から仕事を頼まれた場合です。大抵の場合は上司からは what だけを言われるのではないでしょうか。「これをやってほしい」 という指示です。

もちろん what だけの依頼内容から仕事を進められますが、一緒に why を考えると違ってきます。

Why である 「なぜやるのか」 を考えると、依頼内容の背景や目的、その仕事はどんな価値があるのか、仕事の前後関係の全体像を把握できます。何より、why が見えるとモチベーションに影響します。

また、依頼された時にその仕事をどう進めるか (how) も同時に考えます。

実施に着手する前に how を意識すれば、この情報やデータが必要で、他のチームに依頼しないといけないなど、具体的にやるべきことを洗い出すことができます。

仕事の応用 2: 会議

会議でもゴールデンサークルの考え方は使えます。会議の準備に会議設計する時に、議題 (what) だけではなく、会議目的 (why) や会議の進め方 (how) を考えておくのです。

これは自分が会議オーナーの時も、出席者として参加する場合も、両方であらかじめ考えておくといいです。Why や how が明確になっていないと、会議の成果が期待通りのものになりません。

仕事の応用 3: お客からの情報収集

お客さんやクライアントに話を聞く場合も what だけではなく、how と why も併せて深掘りすると貴重な情報が得られます。

なお、インタビューや質問で注意したいのは、 (ゴールデンサークルの順番と逆ですが) いきなり why から聞くと相手が過剰に身構えることもあることです。

あえて what (何を) 、how (どのように) を先に聞いていき、最終的には why まで落とし込める、その人の動機や目的、やろうとしていること、ビジョンなどが見えてきます。これは日常の会話でも使えるテクニックです。

まとめ

ゴールデンサークル理論の内容いかがでしたか?皆さんもWhyから人に話を進めて仕事のできる人を目指しましょう。

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