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#56 寂しくて眠れない時

寂しい時ってありますよね
ふと思うと、なにか寂しい、
夜、寂しくて眠れない

こうなってくると、やはり睡眠の質にも関わるし、
次の日のパフォーマンスにも影響します

さらには、学校や会社などで周りに、
不機嫌そうに見えたり、調子が悪そうに見えたり
判断力も、にぶります
睡眠不足は本当に悪循環におちいります

すると、恋愛も含めて、
良い出会いを逃してしまったりします

そして最初に言った、
「夜、寂しくて眠れない」
私は心理学とかはわかりませんので、
学術的なことは言えませんが、
みんな、誰しも寂しいと思います
私も寂しいです

やはり年齢を重ねれば重ねるほど、
この寂しいっていう気持ちはどんどん出てきます

だからこそ、孤独と付き合う練習は必要です

若い時は、恋人がいたりとか、友達と遊んだりで
寂しさを解消できていたかもしれません

ですが、寂しいというのは、
「のどが渇いたな」とか、「お腹空いたな」とかと同じです
寂しさを紛らわそうと刺激を求めるようになります

それが、お酒であったり、
異性であったりするわけですね

さらにそれに加えて現代では、
スマホやパソコンなどのネット環境があります

スマホやパソコンで寂しさを紛らわす、
これもホントに怖いことです

確かにこれの登場で、生活や仕事など、革新的に変わりました
しかしそれは、良い面でも悪い面でもです
そこはきちんと理解するべきだと思います

この小さな端末で、自分が世界中の人と繋がれる
そう感じているし、そう言われて来ているはずです
でも、それは実は違っていて、
端末を通して、世界はおろか、
自分の中の狭い世界に触れているんです
それが、インターネットです

また長くなるので、この話はまた別の機会に

眠れないのは、寂しいという心の問題ではなく、
やはり身体の問題だと思います

私たちは、どんなに大変なことをして
苦痛に感じても、
時が立てば、それに慣れます

たまに、山に登ると足が筋肉痛になったりしますが、
毎日のように登っていると、
筋肉痛にもならなくなります

これが人間に備わっている合理化のシステムですね
つまり、だんだん慣れてくると、上手になってきて、
無駄な動きが減ったり、
より少ない労力でできるようになります

そうすると、心身が疲れにくくなります
クタクタにならないで済むんですね
昔は、水を歩いてみに行ったり、
まきを集めて、火を起こしたりと、
生活する上でもクタクタになり眠りました

現代では、あらゆる物が便利になり、
スイッチひとつや、タップするだけで、
生活ができますから、クタクタに身体がならないです

大人になればなるほど、そういう傾向になります
ですから、もっとクタクタになるぐらい、
今の仕事に取り組んでみるとか、
新しいことに挑戦してみるとか、
掃除、洗濯を身体を使って徹底的やるとか、

いろいろありますが、やってみる、考えてみる、
そうして身体や頭をどんどん使う
こうしていくことで、よく眠れるようになりますし、
孤独に付き合う練習にもなると思います

なかなか難しいと思います
でも、もっと出し切って、
布団に入ってみてはいかがでしょうか?

さて、また追加ですが、
私たちは、何か自分の周りで問題が起きた時、直面した時、
その問題を解決しようと考えます

さらに言えば、その自分の周りの問題というのは、
解決できると思っている、ということです

日記を付けている方も多いと思います
あるいは、日記でなくとも、何か思ったことなどを手帳などに書いている、
という方もいらっしゃると思います

それが、自分が思ったことや感じたこと、
主に楽しいことや嬉しいことなどであれば、見返しても良い気持ちでしょう

しかし、問題を解決しようと、あるいは日々何かその問題に対して、
自分の頭を整理するために書いているのであれば、
これは少し注意が必要です

近年、朝活というヨガであったり、瞑想めいそうであったりがまた人気です
これはやはり、より良くその日を過ごそうとか、
より良く生きるために、幸せになるために行うものだと思います

ですから、問題というからには、少なくとも良い事柄ことがらではないですよね
このいわゆる良くない事柄ことがらに対して、解決すべく、
日々ノートや日記に書き記す

つまり、毎日毎日その良くない事柄ことがらに対して、焦点しょうてんを合わせる、
フォーカスする習慣をしている、ということになります
しかもその問題が解決されなければ、
さらに新たな問題として蓄積ちくせきされてしまうという、
マイナスの連鎖れんさになってしまう可能性をはらんでしまったりします

そうなってくると、せっかくの朝活で行っている、
ヨガや瞑想めいそう境地きょうちから離れてしまいます

非常に当たり前なことを言いますが、
問題というのは、解決できる問題と、解決できない問題があります

ですが私たちは、学校で問題に対しての答え、
というように教育されています
なので、問題には必ず解決策がある、というように思い込んでいます

もちろん解決策がある問題はあります
それと同時に、解決できない問題もあります
これをはっきりと、分けておかなければならないです

解決できない問題、例えば4つありますね
一つは、死ぬこと、これは避けられないです
二つは、老いること、これも避けられないです
三つは、病、病気です、これもいくら健康法などで気をつかっていても、
病気になる時はなるんです
四つは、生きている上での問題です
思い通りにならないとか、お金が欲しいのに無いとか、
あの人が好きなのに、付き合えないなどです

いろいろ書きましたが、
まずは解決できる問題と、できない問題があるということ
さらに言えば、今は解決できないこともある、
つまり、時間が立てば解決したり、
逆に時間が立つとできなかったりすることもあります

問題が解決できると分かっているのであれば、さっさとすればいいです
しかし、どんなに考えても、どんなに紙に書いても、
どんなに調べても聞いてもできないのであれば、
放っておく、この技術も身に付けた方が良いです

これは投げ出すとか、自暴自棄じぼうじきとは違います
解決しようとしない、ということです

「まぁしょうがないか」と、放っておけることで、
その問題が実は、そんなに問題ではなかったということもあるんです
それなのに、勝手に自分でいちいちほじくり返して、
自分で自分にストレスをかけて、その問題を自分が解決してやろうと、
いわゆる神になっているんです、自分が全部解決するぞと

その人が神ならば、私は何も言いません
ですが大体の方はそうでないので、ものすごいエネルギーと時間を、
その問題に対して奪われることで、自分が本当にしなければいけない事、
これがおろそかになってしまう、これが一番怖いですよね

ですから、解決できることは専門の方を使ってでも、さっさとする、
どれだけ調べてもできないのであれば、放っておくことです

また長くなってしまい申し訳ありませんが、
先ほど瞑想めいそうと書きました
最近、この瞑想めいそうがいろんなブームによって、
イメージや定義ていぎがあやふやになっているので、
もう一度、書きたいと思います

瞑想めいそうというのは、いろんな段階があります
まず基本的なことは、自分の感情をそのまま見つめるということです
これが瞑想めいそうです

楽しいことは楽しいと、嬉しいことは嬉しいと、
悲しいことは悲しいと、辛いことは辛いと、
自分は今こう感じているんだと、認めることです

なので、今自分が悲しいから、これではいけない、
なんとかしなければいけないんだ、
これは、瞑想めいそうではありません

しかし多くの人が、この自分の気持ちを誤魔化ごまかそうとしています
本当は悲しいのに、笑顔でいたり、
本当は怒っているのに、冷静によそおったり、
逆にとても嬉しいのに、静かにしていたり、
何か、感情をあらわにするのが大人げないとでもいうように、
さらっと見せようとします

やはり大人になれば、なかなか子どものようにはいかないので、
感情をコントロールしようとします
コントロールしたいから、感情をおさえようとするんですね

でも、感情をおさえようおさえようとするので、
コントロールできなくなってくるんです
さらに、おさえようとするので、そのおさえようとする感情に、
コントロールされているんです

ここにぜひとも、気づいてほしいです

もちろん、自分の感情をもろに他の人にぶつけたらダメですよ
自分の中で吐き出すことができれば、さらに良いですね

なので私たちは、この感情というものをおさえようとして、
実は怒っているのに、考えないようにして過ごそうとします
でも、しばらくするとまたその怒りを思ってますよね
そうしてずっとコントロールされてしまいます

そこで思い切って、自分の感情を吐き出すということをする、
そして自分の感情を認めていくうちに、段々と引っ込んでいきます
ぱっと爆発させてしずめる、そのスピードを早めるということです

このように、自分自身が自分の感情をそのまま見つめて認める、
これが瞑想めいそうです

本当は、現在家に仏壇ぶつだんがある方が減ってきていますが、
この自分の感情を吐き出す時には、仏壇ぶつだんの前で行うんです
仏様でもご先祖様でも観音様でもなんでもいいんです

仏壇ぶつだんの前に座り、今思う自分のやり場のない感情を、
徹底的に吐き出してみてください
中途半端ではダメです、徹底的にです
仏壇ぶつだんは、そのためにあります、何時間でも聞いてくれます

もし仏壇ぶつだんが無ければ、お墓でもいいです
もしくは、お寺に行ってください
お寺には必ずご本尊様ほんぞんさままつられています
そこで全てを吐き出してみてください

神社だっていいんです
何を信仰してようが良いんです
いろんなこと思われるでしょう、それで良いんです

あなたは今、生きているんです
賽銭さいせんはいくら?かねは何回?お辞儀じぎは?
そんなことは、どっちでもいいんです

自分自身が自分によって壊れる前に、早い段階で、
徹底的に瞑想めいそうを行ってください


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