見出し画像

上司、先輩から「仕事を奪う人材」の価値

皆さん、こんにちは。
私は35歳で、スポーツ業界での12年間のキャリアを通じて、仕事おける成長と成功について学んだことがたくさんあります。今日は、特に若いビジネスマンに向けて、その経験から得た教訓を共有したいと思います。

私のプロフィール、経歴などはこちらからご覧ください。
https://note.com/hide_yuki/n/nbfe55be076ec

最近、先輩ビジネスマンからよくこういう話しを聞いています。これは野球のイチローさんも同じ意味合いの事を言っていました。

若手を指導する側のリスクが大きくなり、叱りづらい、マネジメントが難しく複雑なものになっている。ただ、その分、不利益を被るのは若手である。なぜなら指導や律してくれる人がいなくなり、全て自己の責任と判断で自分を律することをしないと成長をリードしてくれる人がいない。10~20年経った時、取り返しのつかない結果になり「ゆとり世代」ようなワードが社会問題として取り上げられるのではないだろうか。

これは自分も仕事の現場で強く感じていました。感覚的に今の20代くらいの方たちが対象となっている気がします。

先に言っておくとこれができている若者もいます。自分を律し、厳しくして、成長意欲がり、自分事として仕事に取り組みます。なので余計にそれができない若者とも差を感じてしまいます。そして出来る若者は上司、先輩からどんどん「仕事を奪っていく」し、自然とマネジメント側もどんどん仕事を託していきます。残酷にも数値に表れない格差が日々広がっています。

なぜそうなるのか。

仕事においてこのような差があると思います。
最も違うのはスキルよりも視座だと感じています。

スポーツで言えば全国優勝を目指しているのか、それともスポーツをなんとなく楽しめればいいのか。スラムダンクの赤木(ゴリ)はずっと全国制覇を真剣に目指して、逆算で目の前のトレーニング、試合に臨んでいたはずです。

私が思う視座の違いからくる行動の違いは主に以下です。

【人材ランク】

  1. 指示待ちの人:指示されれば業務をこなす。

  2. 自主性を持つ人:指示されずとも領域内の業務をこなす。

  3. 先見性を持つ人:自分の領域を超え、チーム内の仕事もサポートする。

  4. チームリーダー:チームを率い、指示を出せる。

  5. チームを動かす人:目的、目標に向かってチーム全体を自走させる。

この中で、大抵の若者は最初1か2に該当します。
そして指導をされなくても自然と3を実行できる人が最初見込みのある人材として重宝され4.5に引き上げようと周りは教育をしていきます。

さらに、少数ですが最初から4、5を実行できる人材は間違いなく重要なミッション、ポジションが勝手に与えられていきます。
スピード感は組織規模、事業内容によって差はありますが、そういう人は前提として目指しているところが明確にある人間だと思いまし、自分を律し、厳しくすることを日常的に行っているのだと思います。別にチームリードをするのは管理職だけではありません。役職はなくてもチーム、組織を自然とリードしている人材は各組織にいるはずです。

次にマネジメント側ですが、色々なプロジェクト、ミッションを与えられていて責任領域が非常に広いです。課長、部長、取締役、代表とレイヤーが上がれば責任の範囲は当然広がります。

この人たちは求められている成果に対して責任を負い、チームを最大限活発化させ、物事を前に進めないといけません。時間、予算、工数など様々な制約を抱えながら脳みそに汗をかき優先順位をつけ、この条件下だったら「何を捨てて、何をやるべきか」を判断し、成果に向けて最大化しないといけないのです。

そうするとマネジメント側が重宝するチームメンバーというのは前述の最低でも3、そして4,5です。責任領域が大きいので、指示をしないと動けない、チームの動きを意識できず自身ひとりの業務のみにしか意識がいっていない人員は正直それなりの仕事(振る際にそれほど手間がかからず、軌道修正がしやすい仕事)のみ振られます。

4.5に該当する人材は、後々プロジェクトごと託す事もマネジメント側は視野に入れるため、マネジメント側が「背負っている責任」を試験的に徐々に渡しはじめます。それを繰り返す内にポジションが上がっていき、責任と共に対価も良くなるのです。

【仕事を奪う=責任を担う】だと思っているので単に作業を振られているだけの人材ではなく、ぜひマネジメント側の仕事領域(責任領域)を意識して仕事を奪って欲しいと考える事が多かったです。

仕事や作業を振られる際、ぜひ「仕事を奪う」ということを意識してみて欲しいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?