見出し画像

落ち着いて物事を考えるには散歩くらいがちょうどいい、という話

おはようございます。Facebookに書いてたものをこちらにも書こうと思います。毎日毎日、在宅勤務をして近所を散歩して買い物に行って、の繰り返しで、今日がいったい何月何日の何曜日であるかわからなくなるのですが、変わらない日を過ごしているようで、目紛しく変わる世間をどう感じているかを写真と共に残していきたいと思います。いつの日か、そこから何かが出てくるでしょう。

しかしながら家にこもってテレビを見てネットを見てというだけにおいては強いバイアスがかかるので、のんびりと散歩しながら思いついた事をまとめていく方が良いようで。つらつら書いてみよう。

画像1

事実や論理でなくて、感情や雰囲気で他を抑制しようする何とも生きづらい世の中になってきている。自粛とは名ばかりで、その中身は他者からの強制となりつつある。少しでも外れたものを集団という実態の無いものの力により私刑を敢行し、その快楽に浸っている。人権というものを振りかざし、他の人権を奪い、その生命・財産を危機的状況に追いやっている。

コロナウィルスとは人間が作り出した機械のように制御出来得るものでも人間の社会制度に則って作用するものではなく、全くの自然のものであり、それは台風であったり、地震であったり、といったものと同じ自然である。それにも関わらず、自然豊かな国で自然に囲まれて生きているものがその自然を知らずに、コンクリートと人間社会が自然であると認識しているようであり、滑稽という他に言いようがない。地球、宇宙、大自然という観点からいえば、人間が存在するかしないかということすら誤差の範囲であり、不要不急の存在だと言えばそれを否定することは出来ない。

画像2

ではどうするのか?というところにおいては正解というものは存在しないだろう。単なる動物であれば自己の生存と子孫を残すというところにあるように見えるが、そうもいかないのが人間というものの厄介さでもある。もし人間が絶滅することがあれば、人間であるが故に絶滅するのではないかと思えるくらいに厄介な存在に思える。それらを考える上で、とても重要な存在が学問であるはずであるが、学問の捉え方自体が最早捻じ曲げられているのが歯痒いところでもある。テストでいい点を取ることか?いい学校に入ること、いい会社に入ることか?自分が人より優れているとドヤるためのものか?金持ちになるためのものか?しっかりと認識しなければ!

画像3

これまで働き方改革だの何だのって言ってきたのが、一気に推し進められて、痛勤電車も過去のものになろうとしている。いい加減にイヤになっていたハンコ文化もようやく見直そうとしている。学校の先生も授業が全てデジタルに移行してしまえば、もはやヒマ人に成り下がるかもしれない。どんな政治家や役人や活動家や民間企業やマスコミやらが全然為し得なかったものが、一気に変わり始めている。やれば出来るじゃん!みたいなことばかりで、じゃあこれまで何だったのか?って思うと、全てがアホらしい。目の前にある問題もちょっと考えて実行すれば直ぐにどうにかなるんじゃないか?グダグダ言うのは思考も行動も停止した結果じゃないか?って気になるくらいに、いろいろなことが聞き飽きた。

それに加え、自粛でいろいろなことが出来ないから過去のものを...、コロナが収束したら前みたいに...、という言葉ばかりが聞こえてくる。そんなに痛勤電車がいいの?ムダに紙の書類を扱うのがいいの?それとも、ショルダーフォンを下げてシモシモ〜?っていうのがいいのかい?って思えてしまうくらいにつまらない。朝から晩まで懐かしのメロディーを聞かされているようだ。今この瞬間はどこへ行った?あの頃は良かった!をずっと言い続けているほど老いぼれたつもりはない。

画像4

自粛自粛で自宅に追いやられた人間はどこへ向かうのだろう?街を歩けば高層マンションや団地などといったものは、差し詰め、収容所といった方が合っているかもしれない。そういう自分も収容されている。不自由な億ションよりも、自由気ままな値段がつかないほどボロボロで不便極まりない田舎の一軒家の方がマシかもしれない。いつか人がいなくなった高層マンションは蔦に覆われるのだろうか。そんな事を想像してしまう。

行き場がなくなった人達で、いくらデジタルネイティヴだと自負してても、スマホの小さい画面だけでは身体が入り込む余地がない。このままではアナログとデジタルの狭間で浮遊するだけで、実体が消えて無くなりそうだ。過去に生きるでもなく、絶対にやって来ないであろう未来に生きるでもなく、今を生きるしかない。メシを食って、用を足して、きちんと動いて、きちんと寝る。まずはそこからだ。

◇Canon EOS R + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?