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ヒデパチ、やらかす

僕、ヒデパチは22歳で大学を卒業し、某大手学習塾に就職しました。
大学在学中はその塾でアルバイトで働いていたので、憧れの教育業界での社会人デビューに希望いっぱいだったのを覚えています。

1ヶ月の研修を経て、教室の責任者になった初日。
さっそくお問い合わせがありました。
中学三年生女子で体験学習を希望とのこと。

アルバイトでも何度も体験学習を任され、それなりに好評でもありました。
また女の子ウケが良いという変な自負もあったので張り切って自ら体験学習を行いました。

手柄を立てたい、自分ならやれる、そういう思いも出てたのかも知れません。

もちろん、あっさり撃沈です。

着任初日に体験学習→キャンセル

派手すぎるデビューにしばらく落ち込みました。
でも今考えると、あれでは入ってもらえないだろうなと。

彼女は中学三年生で、受験までの過ごし方を知りたいと言っていました。タイムマネジメントに不安があったんですね。
ところが僕は分かりやすい授業をすることに一生懸命でした。
チーズバーガーを注文してるのにフィッシュバーガー出してるようなものです。

彼女に限らず、時間の使い方を聞かれることはとても多いです。
成績を上げる、志望校に合格させる、
よくよく考えるとお客様の悩みや願望を叶える為の代償はいつも『時間』です。
その事をお客様にシェアすることも大切な仕事なのだと気がつきました。

赤面のほろ苦デビューはその事をいつも思い出させてくれます。


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