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逃避の散歩 89.大田区駅ラリー(羽田方面攻略編)

これまで何度かに分けて大田区内の鉄道駅を通過してきた。

・東急多摩川線(23回)
・東急大井町線(69回。大岡山駅と北千束駅)
・東急池上線(8081回。蒲田駅から長原駅)
・区内11駅ラリー(8485回)

今回は残った駅を一気に攻略する。JR・東急線蒲田駅東口から歩くこと9分ほど、スタート駅である京急線京急蒲田駅東口前に到着したところだ。

少し前に大田区11駅ラリー(85回)でも裏側の西口を通過したこの駅から、未踏破の京急空港線6駅と東京モノレール6駅の計12駅を通過する。

ルートは以下の通り。

京急線京急蒲田駅→京急線糀谷駅→京急線大鳥居駅→京急線穴守稲荷駅→東京モノレール整備場駅→東京モノレール・京急線天空橋駅→東京モノレール・京急線羽田空港第3ターミナル駅→東京モノレール新整備場駅→東京モノレール羽田空港第1ターミナル駅→京急線羽田空港第1・第2ターミナル駅→東京モノレール羽田空港第2ターミナル駅

目の前にある陸橋で第一京浜を越え、渡り終えたら自転車駐車場の前を左へ折れて高架の北側に出てそのままそれに沿って進む。

金網に囲まれて何もない空き地が続く高架下が続く。最近は何かしらの施設やテナントなどがびっしりと詰まっている風景をよく目にしていたので、下が空き地だらけの高架下はかえって新鮮だ。

次の角で南側の道に変更して進んでいく。さらに次の角を過ぎたところで高架下が何かの倉庫になったところから駅のホームが少し見えてきた。そして次の角で車両止めがあり、その先は歩行者と自転車のみの専用道になっている。その道に入るとやがて小さなロータリーと駅の出入口が見えてきた。

10分経過、最初の駅である京急線糀谷駅前を通過。このまますぐに環状八号線へ出ずに、先の角で北側の側道に移動する。信号を1つパスするためだ。

信号を通過する回数を減らすのは、単純に信号待ちのストレスを減らすだけでなく、うまくルート取りができると目的地へ早く着くし、少し遠回りになっても最短距離での信号待ち込みと同じ時間で通過できれば、遠回りしただけカロリー消費がされる利点が加わると思えば気が楽だ。

側道を進んで2分ほどで突き当りになり、右側の高架下を抜けたところで環状八号線に出る。ここから最初の信号で南側の歩道に移動し、東へ進む。国道131号線と交わる大鳥居交差点に差しかかる前に左側に次の駅の出入口が見えるが、横断歩道を越えた先にも出入口はある。

21分経過、京急線大鳥居駅東口前を通過。

ずいぶん昔の話だが、この駅で一度だけ降りたことがある。今でこそ地下駅になっているが、当時はまだ地上駅だったと記憶している。降りた理由はこのあとすぐ。

23分経過、ある工事現場の前を通過する。この場所にかつてあった会社に面接に行ったのが、かつて大鳥居駅で降りた理由だ。その会社名はセガ・エンタープライゼス(現在はセガ)。まあ、落ちましたけど。

セガ跡地からすぐのところで、首都高速1号・羽田線の高架と交わる。羽田ランプ交差点で右折し、突き当りを左折して再び地上に出てきた京急線の踏切を横目に先を進む。丁字路を2つ越えて商店街に入り、最初の十字路に来たらその角を右へ。鳥居が見えたらその右側に駅の出入口がある。

29分経過、京急線穴守稲荷前を通過。

そのまま踏切を渡ると、線路の先はまた地下へ潜るトンネルの入り口が見える。信号のある十字路を左折して次の羽田五丁目交差点を左折。線路側へ戻るとちょうどトンネルの入り口の真上を通過する形になる。そのまま北上して穴守稲荷神社の前を通り過ぎて環状八号線に再び戻る。

穴守稲荷交差点で歩道を変更してから穴森橋を渡る。この橋の先には羽田空港がある。

この後、橋を渡ったらすぐ左の歩道を通る……はずだったが、どうも様子がおかしい。その歩道の入り口に着くと、立ち入り禁止の看板と柵で閉鎖されている。グーグルマップの結果では通り抜けられるはずだったのに。これは困ったな。

昔のデータが残っているせいでグーグルマップの検索結果で出てきて、実際に行くと現在では行けなくなっているのは、よくある話なのでそれはしょうがないことだ。ここでグーグルマップで道を確認すると、不本意だが次の駅は一旦行ったら同じ道を引き返して戻るしかないようだ。

地上から出てくる東京モノレールの軌道に沿って通れる道を進む。突き当りの横断歩道を渡ってさらに北上。あ、リムジンバスが多く停まっている。東京モノレール昭和島駅近くでも見た(84回)けど、大田区はたくさんのリムジンバスが停まっているな。

そう思っているうちに軌道にはホーム、そしてその下に駅舎が見えてきた。

45分経過、東京モノレール整備場駅前に到着。ここから環状八号線まで同じ道を引き返す。

そういえば、この先の東京モノレールの軌道が地下に入るあたりで、川向うにポンジュースの大きなネオン看板があるけれど、羽田空港に行く交通機関が東京モノレールしかなかった頃は周辺にネオン看板がたくさんあって、それが空港に来たという実感を与えてくれたんだよな。

51分経過したところで環状八号線に戻り、左折して増築部分が工事中の羽田イノベーションシティが見える次の信号を渡り、南下すると次の駅の出入口が見えてきた。

53分経過、東京モノレール天空橋駅北口前を通過。

それから37秒後に京急線天空橋駅A1口前を通過。この裏側にある羽田イノベーションシティのロータリーに出る。そこでここがかつてどんな場所だったかなど羽田空港の歴史を説明したオブジェ(サムネイル画像参照)を数秒ほど見て、すぐにロータリーを出て環状八号線へ向かう。

環状八号線に合流すると、右側には多摩川の土手が見える。いまさらだが、河口が近いところまで来ていることに気付く。多摩川スカイブリッジの侵入口を通過し、1時間6分経過したところで羽田空港二丁目交差点にたどり着く。左前には羽田エアポートガーデンが見える。

事前の調べで、次の駅は羽田エアポートガーデンの中を通過した方が早いことがわかっていたので、同施設へ。入り口にある何かの機械の前で行列ができている。「もしかして、空港施設として入場料取られるのか?」と一瞬頭が混乱したが、よく見ると駐車場の利用券を取るための行列だった。

気を取り直して中へ。当然だが、多くの人でごった返している。次の駅を通過するまでの我慢だ。正面奥に見えるエスカレーターに乗って2階へ。案内に従って、左前方の連絡通路を通り抜ける。

いろんな店が並んでいるのはわかるが、とにかく人混みを抜けたくてこれといった印象もなく速足で通過する。1時間経過したところでやっと羽田空港第3ターミナルに入る。

案内板によると、そこから見て左側に京急線、右側に東京モノレールの駅がある。左から右へ流していこう。

1時間13分経過、京急線羽田空港第3ターミナル駅を通過。

その35秒後に東京モノレール羽田空港第3ターミナル駅を通過。ここで用を足すため少々トイレ休憩。ついでに軽い水分補給もする。

3分ほどの休憩をすませ、同ターミナル1階のバス乗り場から環状八号線へ。さっきの喧騒とは打って変わり、第1・第2ターミナル方面へ向かう車はあるものの走る台数はそれほど見かけない。また、歩いているのは自分一人だけという状況になった。

1時間25分経過、第1・第2ターミナルまで残り1.4キロメートルであることを知らせる道路案内を通過すると、その2分後に速度注意を知らせる車道の赤い舗装が見える。そこから大きく左へカーブして少しずつ下っていく。

1時間31分経過したところで滑走路下のトンネルに入る。事前に調べるまでこの下が通れることは知らなかった。入ってすぐ、前後の出入口への残り距離を知らせる案内で大体700メートルくらいあることを知る。

1時間34分経過したところで、一時停車用の路肩が見えてくる。前後の出入口への距離案内を見ると、この辺りがトンネルの中間点のようだ。いちおう奥にこの先の電飾の案内標識があるが、かなり汚れていて車の中からだとわからないだろう。

左へ少し蛇行すると、そこからは先は直線になる。

1時間38分経過したところでトンネルを抜ける。先で第1・第2ターミナル方面と首都高速湾岸線に沿っている国道357号線・東京湾岸道路の交点方面に分岐する。その分岐辺りにある陸橋のところで左折して側道を北上する。

ちなみに、分的点の手前にある案内標識の中に環状八号線の道路管理境界を示すものもある。歩行者の通行ができない東京湾岸道路交点方面の車線にあるおおとり橋がまさしくそうで、そこが環状八号線の起点なんだそうだ。

1時間42分経過、東京モノレール新整備場駅前を通過。これで残るは3駅となった。空港の柵に沿って東側に進むと陸橋があり、そのたもとに横断歩道があり、渡って階段を下る。するとすぐ飛行場下のトンネルに入り、東京湾岸道路に沿って歩道が通っている。

トンネルを抜けるとそのまま第1ターミナル方面へ誘導され、左へカーブしながら坂を上っていき、右側へカーブする所でついに第1ターミナルが見えてきた。1時間56分が経過したところだ。

さあ、大詰めだ。

それから2分後の1時間58分、到着ロビーの出入口から第1ターミナルに入り、一気に残りの駅を通過していく。案内に従い階段で地下へ下りるとすぐに改札口が見えてきた。

2時間経過、東京モノレール羽田空港第1ターミナル駅南口前を通過。残る駅はあと2つ。

先の角を右に入ると第2ターミナルへの連絡通路の案内が見える。そのまま先の階段を下り、地下2階へ。

恥ずかしながら、およそ23年ぶりにこのターミナルへ来たので、こんな構造だったっけと記憶とのズレを噛みしめながら進む。逆に言えば、23年以上飛行機に乗っていない。また、ただの散歩のためにわざわざここに来ている。間違っていなければ、当時第2ターミナルはまだなかった気がする。

2時間2分経過、京急線羽田空港第1・第2ターミナル駅第1ターミナル口前を通過。右横に見える連絡通路を突き抜けて第2ターミナル方面へ。同駅第2ターミナル口前を通過したら階段を上り、次のエスカレーターの手前を右折すると最後の駅の改札口が目に入る。

2時間6分、東京モノレール羽田空港第2ターミナル駅南口前に到着。

これで大田区内の鉄道駅をすべて踏破。やっとこの瞬間が訪れた。

余韻に浸る暇はない、京急線羽田空港第1・第2ターミナル駅の第2ターミナル口に向かい、京急空港線に乗って品川方面へ向かう。席を取っておいた映画の上映時間が近づいているからだ。