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逃避の散歩 83.品川区11駅ラリー(その2:大井競馬場前駅から北品川駅)

(その1:大崎駅から大井競馬場駅前)よりつづく。

大井競馬表前駅の駅舎へ入り、改札口前にある階段を上がる。そこから架けられている勝島歩道橋を渡って対向の歩道へ移動して、下りたら左折して北側へ。東京モノレールの線路と京浜運河が並行して延びている歩道を進む。

1時間42分経過、人道橋のかもめ橋に来たところで左折。海岸通りに戻り右折してまた北上する。都下水道局勝島ポンプ所の前を通り、鮫洲橋を渡ろうとしたときに、うっかりミスに気づく。

次の駅は海岸通りに合流した時点で横断歩道を渡って逆側の歩道に移動してから橋を渡る予定だったのだが、それを忘れてそのまま来てしまったのだ。ここからだと橋を越えて奥にある鮫洲試験場交差点の横断歩道を渡ってから橋へ引き返すことになる。若干遠回りになるだろう。

だが、橋を渡っている時に考える。さっきの交差点は2段階で横断歩道を渡らなければならなかったのでその待ち時間等を考えると、いまの引き返しルートでもそんなに差がないのかもしれないと。

思えば、鮫洲運転試験場は都道420号・鮫洲大山線(61回)を歩きはじめるきっかけだったので、久しぶり感もある。

1時間50分経過、鮫洲運転試験場の前にある鮫洲試験場交差点から橋まで引き返して袂で右折して勝島運河沿いの防潮堤に入る。右側には都水道局の鮫洲ポンプ場がある。

防潮堤が左へ曲がる手前右側に下り階段があり、その先には自動車の切り返し用ロータリーと広場がある。広場へ入り、その中を抜けて住宅街の道へ入る。突き当りを右折して、その次の角を左折して少し入ったところで旧東海道の鮫洲商店街に出る。

商店街を横切り、更に正面を進むと京急線の高架が見えてくる。その高架の手前を右折すると次の駅の出入口が見えてきた。

1時間55分経過、京急線鮫洲駅東口前を通過。

この出入口から見て向かいに「青雲稲荷神社」の案内板が目に入り、その裏手に小さな歩道があるのがわかる。その道から青雲稲荷神社の前を通過して突き当りを右折。旧東海道に戻り信号で右折して海岸道路方面へ。この右折して入った道は鮫洲大山線だ。

海岸道路と合流するということは、当然だが鮫洲公園の前を通過し、鮫洲大山線の起点である八潮橋交差点に出る。久しぶり。

今回は横断歩道を渡ってその先の八潮橋の側道を通る。橋の手前で天王洲への経路案内標識があるので、それが目印になる。突き当りの信号で品川シーサイド公園の角を左折。そのまま北上すると次の駅の出入口が見えてくる。

2時間5分経過、りんかい線品川シーサイド駅B出入口前を通過。ここからさらにこの通りを北へ進むと、目黒川(36回)の河口とそれに架かる東品川橋を越えて天王洲アイルにたどり着く。だが、目的地は違う。

このB出入口ところで左折し、海岸通りに戻って八潮橋北交差点を右折して北上。次の北ふ頭橋交差点で横断歩道を渡ってから左折する。思えば、今回は海岸通りを何度も横切っている。頭の中で反芻してみると5回だ。

次の駅へ向かうこの道は、電柱の案内によると「ジュネーブ平和通り」という。なぜジュネーブ? 東急東横線自由が丘駅南口前のマリクレール通りと同じくらい浮いた名前に感じる。とりあえず、北品川駅に着いたらゆっくりその由来を調べよう。

先の交差点から次の八潮高校交差点を越えたところで商店街となり、さらに次の交差点である東海道南品川交差点でさっき鮫洲駅の近く少しだけ通った旧東海道と合流し、奥には京急線の高架が見える。

ここでまたミスに気づく。次の駅の出入口は逆側の歩道沿いの高架下にあることを思い出した。北ふ頭橋交差点のところでわざわざ横断歩道を渡る必要がなかったのだ。ここで横断歩道を二段階右折してその出入口に進む。

どんなに事前にグーグルマップで調べていても、ぶっつけ本番で歩くので、どうしてもミスは出てしまうけど、今回は時間のロスが目立つ。反省。

2時間15分経過、京急線青物横丁駅出入口前を通過。残りは2駅。

すぐそばには第一京浜が通り、歩道橋がある交差点の北側への横断歩道を渡り角にある案内標識を見ると、ジュネーブ平和通りは交差点を越えて大井町駅方面に向かうところで名称が池上通りに変わる。

池上通りはその名の通り、東急池上線を歩いた時(80回)に池上駅の北側に出て通ったあの通りだ。こんなところから繋がっていたのか。

2時間21分経過、南品川四丁目交差点を通過。実はここで右折すれば次の駅の南口に行けるのだが、あえてパスする。このまま進めば第一京浜沿いに面した出入口があるし、更にその次の北品川駅の改札口も同じ通り沿いにあるからだ。

それから1分後の2時間22分経過、東海橋を渡る。詳しくは目黒川の回を参照していただきたいのだが、川は今回のスタート駅である大崎駅の東口前にある大崎ニューシティの裏側を流れ、いるばしで山手通りと合流し、JR線の二つの高架下を通ってここに繋がる。

さらに奥の山手通りと合流する北品川二丁目交差点の横断歩道を渡る。自転車駐輪場と兼用の駅出入口から上り坂になり、さらに進んだところで振り返るとエスカレーターが手前にある別の駅の出入口が見える。

2時間26分経過、京急線新馬場駅北口前を通過。残るは1駅、ただこのまま北上するだけだ。

北品川三丁目交差点の左側には品川神社がある。この神社の名称でピンとくる人はたぶん『シン・ゴジラ』を観ている人かもしれない。市民が避難するシーンのテロップでその名が出てくるからだ。だが、品川神社としてロケ撮影に使われたのは新宿区にある市谷亀岡八幡宮だ。

しかし、それでガッカリすることもない。なぜなら、この先にこそ新旧『ゴジラ』ゆかりの地があるからだ。

北品川交差点のあたりから少し前に通ったときはなかった仮囲いが線路の横にされているのが気になる。

2時間33分、京急線北品川駅改札口前に到着。

この駅の手前の踏切やこの改札口そばにある歩道橋は『シン・ゴジラ』で登場している。それを調べたサイトはいくつも引っかかるはずなので、興味のある人はそれらを参考にして散策するといいんじゃないかと思う。ただし、作品と同じ面影を残している場所が減ってきているのは注意。

今回のルートはひとまずこれで終わりだが、この後の予定の都合で港区にある品川駅まで行かなければならず、ついでなのでをおまけで通過しよう。

【おまけ】

北品川駅前をさらに北上し、新八ツ山橋東詰交差点を右折して八ツ山アンダーパスの横を進むと、ちょっとした広場に出る。

この広場の右奥側に京急線の踏切、左奥には八ツ山橋がある。八ツ山橋でピンときたらもうお分かりだと思うが、ここが『ゴジラ』(1954年版)と『シン・ゴジラ』共通のゆかりの地だ。

八ツ山橋は1954年当時のものではなく、1985年に架け替えられたものだが、同じ地点にゴジラが2体やってきている。この広場の休憩所の横にある「東海道品川宿まち歩きマップ」にしれっと現在地が示されているあたりに「ゴジラ上陸地点」と書かれている。(トップ画像がそれ)

実際に八ツ山橋を渡れば、こんな発見もある。

この先の八ツ山通りの左側にある集合住宅(都営北品川アパート)など、細かい説明は省くが、「初ゴジ(1954年版のゴジラ)はこの下の線路を踏んだのか」とか「アレがあの角度で壊したってことは、どういうルートで蒲田くん(ゴジラ第二形態)は来てんだよ」とかファンは思いを巡らすだろう。

さて、そろそろ時間も無くなってきたので、そのまま橋を引き返して第一京浜に戻り、港区に入って西側の線路沿いを北上する。ここから品川駅までは5分とかからない。

というわけで、JR品川駅高輪口(西口)に到着。

今日の散歩はこれまで。ここからは電車で移動しよう。