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逃避の散歩 45.井草川遊歩道と妙正寺川(その1:杉並区)

少し前に西武新宿線上井草駅からJR吉祥寺駅まで歩いた時(28回)に通り抜けた短い緑道が気になって調べてみたら、それは「井草川遊歩道」というかつて妙正寺川の支流だった川を暗渠にした道の一部で、妙正寺公園を経由して妙正寺川と繋がっていることがわかった。

神田川との合流地点でもある妙正寺川の河口はJR高田馬場駅の北側、明治通りの高戸橋交差点付近にある。いっそのこと、井草川遊歩道の起点からそこまで歩いてみようか。

というわけで、井草八幡前交差点からすぐのところにある、井草川の水源といわれる杉並区立切通し公園の前にいる。この公園から東側にある杉並区立さん公園が井草川遊歩道の起点になるそうだ。

せっかくなので、今回はここをスタート地点にする。左側にある園内の道を突き抜けていく。意外と急な下り坂を下り切って公園を抜けると、都立杉並工業高校に突き当たる。事前に調べた記憶が確かならば、川はこの敷地内を通り抜けている。

もちろん、学校の敷地内は通り抜けできないので、車通りのない北側から回っていく。

スタートから5分経過。井草川遊歩道の起点である杉並区立三谷公園に着く。この前は奥側にある遊歩道からこちら側に歩いて早稲田通りへ抜けた。さあ、遊歩道を通り抜けよう。

公園の中に入ると、遊具を越えた左側にひっそりと遊歩道が見える。少し進むと車輪止めがあり左右を道が通っている。それがあるということは橋跡なのだろうが、それがわかるものはない。しかし、先へ通じる横断歩道を通しているのは好印象だ。

橋跡を越えると、レンガで舗装された道になる。

次の橋跡と思われる場所に差しかかり、この前は目の前を横切る道から入って三谷公園へ抜けたことを思い出す。蛇足だが、この道は南へ進むと青梅街道と善福寺川(27回)、そしてJR阿佐ヶ谷駅(29回)に繋がっている。先へ進もう。

少し歩いたところで左側にどうかん橋公園という公園があり、右側には小学校がある。それらを越えた3番目の橋跡から道はアスファルト舗装になり、5番目の橋跡で左へ曲がり、6番目の橋跡と思われるところでついに橋名付きのオブジェが見える。「瀬戸原上橋」と書かれている。

ひょっとして、ここまででいくつか見落としていたのかもしれないと思いつつ先へ。道はすぐ右へ曲がり14分経過、「瀬戸原橋」の橋名が刻まれたオブジェがある橋跡に出る。

ここから左側を見ると上井草二丁目交差点が見える。ということは、この通りの北側にはRX-78-2ガンダムの銅像が改札口前にあることで有名な西武新宿線上井草駅(27回)がある。

目の前に横断歩道がないため、先へ進むため上井草二丁目交差点まで遠回りして戻る。入ってすぐに左へ曲がり差しかかる次の橋跡も交差点がない。また上井草二丁目交差点を渡るのも癪だし、逆側に信号のない横断歩道があるのでそっちへ遠回りして先へ。道はすぐ右へ曲がり次の橋跡から右側を見るとさっきの横断歩道が見える。

また次の橋跡を過ぎたあたりから左へ曲がり、「四の宮中橋」の橋名入りオブジェが見える橋跡を通過してすぐ、22分経過したところで杉並区立四宮森公園が右側に見える。

この公園の入り口のそばに井草川についての説明が書かれた案内板がある。(トップ画像。書いてある内容はこちら

次の橋跡で道は案内板の左側、つまり左へ曲がったところで先が遮られている。西武新宿線の線路が通っているためだ。

右側へ進み、二つ目の角を左に入ると踏切があるので渡り、最初の角をまた左へ。車輪止めと「矢頭上橋」と書かれたオブジェが道の右側に見えてきたので、そこが遊歩道の続きになる。ここで25分経過。

入ってすぐに右へ曲がり、次の橋跡を越えると区の字に道が曲がりつつ右側には小さな公園が見える。

そのまま直進して「矢頭中橋」の橋跡を通過し、更に少し進んだところで右に曲がり、また線路に当たって行き止まりに。今度は左に折れて最初の角を右に入り線路を越えて右へ。30分経過したところで柿木北公園手前左側に車輪止めが見える。それが遊歩道の続きだ。

入ってすぐ左に曲がり、そこから2つ目の橋跡を越えたところで環状八号線に合流する。目の前は井荻陸橋に遮られているため、左側に回り横断歩道を渡って西武新宿線井荻駅の前を右折してバス停のそばにある遊歩道の続きへ。ここで34分経過。

そこからしばらくほぼ直線の道を進み、3つの橋跡を越えたあたりで道は右から左と蛇行し、更に橋跡を越えたところでまた右に入る。

43分経過、井草区民事務所の横に出たところで2車線の道路が通りガードパイプが立てられているので、右側の横断歩道を渡ってから遊歩道の続きに入る。すぐ案内板が目に入る。

この辺りは「科学と自然の散歩みち」(全体の案内図はここ)として整備されているのか。ほとんど人や車の通りが少なく木々や植物が並ぶ住宅街の間だけを通り抜けていて位置の把握をし切れていなかったが、もう明正寺公園に近づいていたのか。

現在この図がある場所から左側のルートを通っていく。まず「学校西橋」跡を通過、次の橋跡を越えたで右に曲がり直線になり「学校前橋」跡を通過。そこから2つ目の橋跡で杉並区立中瀬児童遊園の前を通過して直線に入る。

「中瀬小橋」跡を通過し、次の「中瀬橋」跡でまたガードパイプが遮る。

目の前を通っているのは早稲田通りだ。つまり、ここから東へ進むと阿佐ヶ谷や高円寺の北側、西へ進むとスタート地点近くの井草八幡前交差点まで繋がる。もちろん、戻るわけがないので、左側側にある中瀬中西交差点の横断歩道を渡り、遊歩道の先を進む。

直線の道を進むと、先に公園らしきものが見える。もうじき井草川歩道が終わることを実感する。

54分経過、井草川緑道を踏破し妙正寺公園に到着。ここで水分補給とトイレ休憩をする。今更ながらいうのもなんだが、井草川歩道は細かく蛇行を繰り返す特徴があり、こういう暗渠道を歩くのは初めてだった。

軽い水分補給とトイレ休憩を済ませスタートから1時間経過、最初の橋である落合橋から妙正寺川を歩きはじめる。ちなみに、この橋を渡っている道から南側に歩くと荻窪駅の近くに出られる。

妙正寺橋、寺前橋と進んでいき、4つ目の上松橋で車通りはないのに妙に広い道幅の2車線道路が渡っていて、近くに横断歩道もなく少し困る。だが、横断禁止の標識はなく明らかに車が通っていないのでそのまま通り抜ける。下松橋を越えたあたりで左に曲がり、日向上橋を順調に通過する。

1時間7分経過、永久橋で再び早稲田通りに戻る。ガードレールとガードパイプで遮られているうえに、そのまま真っ直ぐは通れないので、右側にある永久橋交差点の横断歩道を経由して先の道を進む。

道は右へ蛇行し日向橋を抜けるとき進行方向から右側を見ると、さっき通った永久橋交差点が見える。そして松下上橋を通過。

1時間11分、松下橋に差しかかる。橋を渡っている目の前の道は旧早稲田通りだ。ここはバスの運行ルートになっているほど車通りが多いので、左側にある交差点の横断歩道を渡ってから先へ進む。

ちなみに、この通りは西武新宿線下井草駅につながっている。車通りが多いのはそのためだ。中高生の頃、学校帰りに下井草駅周辺のゲームセンターやバッティングセンターでよく遊んでいたっけ。今はそれぞれ無くなってしまったらしいけど。

続けて松下下橋を越え、向井上橋と向井橋で左右に蛇行し、井草上橋、井草橋と進んで少しだけ左へ曲がりつつ、井草下橋の前を通過したところで1時間19分経過。

その橋を越えたところで左側に小学校が見え、表札に記された字を見て中野区に入ったことを知る。

(その2:中野区、新宿区)に続く。