マジックミラーの仕組み⭐︎ひこまるシャンプーでの閃き⭐︎
皆さん、こんにちは!!
ひこまるです。
ひこまるは、今、大学院の研究発表前なので、まだあと1週間くらいはアップするコラム短めですが、ぜひお付き合いください☺️
(今日は、前提をだらだら書くいてたら、結局いつもくらいの長さになりました笑)
そろそろ、コロナの自粛も1回目は終わりそうですね。
皆さん、何が一番辛かったですか??
仕事が色々変わったり、遊びに行きたくてもいけなかったり、色々我慢することがあったと思います。
ひこまるが、バイトしている塾も閉室になりました。
幸い、実家暮らしの学生なのでお金の心配などはありませんが、それでも大学で実験できなくなったのはちょっと困るかな。
実は、今回の発表はデータの足りない状態で挑みます(笑)
でも、実はもっともっと辛かったことがあるのです。
それが、「髪の毛を切りにいけないこと」です。
ひこまるは、通常、毎月1回は髪を切りに行っていました。
しかし、3月の始めに切ったきり、不要不急の外出はやめた方が良いかな?と思い、ずっと我慢していました。
いつも行っている美容院も閉まってるし。
でも我慢できなくなって、この前行ってきました!
いつもの美容院は閉まっているので、家の近くのちょっとお洒落な美容院へ。
すると大好きな光に関する不思議な現象に出会います。
今日は、そんな状況説明から始めますね☺️
こんな人にオススメ
・自然科学が好きな人
・日常の現象でちょっとした気づきを得たい人
・小さな雑学を知りたい人
ひこまる、美容院でマジックミラーに驚く
初めて行く美容院。
入店すると、下のように正面から見て、
左側に2列座席がありました。右側はシャンプー台です。
座席数は1列4席くらいかな?
なのでカットの席は多分合計8席でした。
まず座席に座り、髪の毛の長さなど要望を言うと、はじめにシャンプーをしてもらいました。
そこで、顔をあげると、前の鏡が
実は、マジックミラーであることに気がつきます。
小さな発見して、ちょっとワクワク(笑)
ちなみに、マジックミラーって皆さん、ご存知ですか??
刑事ドラマでよく出てくる、廊下から取調室は見えるけど、逆からは、鏡のようになっている物ですね。
今回も、カットしている向こうの人たちから、ひこまるは見えていませんが、
ひこまるは、ヘアカットの座席全体が見渡せました。
鏡Bに映った自分も見えます。
ここで、ひこまる、疑問に思います。
あれ??
鏡Bに映った自分が見える??
これ、なんか不思議じゃないですか??
だって、髪の毛を切って貰っている人たちから、シャワー台は見えないですよね。
なのに、Bの鏡に映る自分が見えるということは、
光は確かにBで反射してAのマジックミラーを通過して戻ってきているのです!!
シャワー台からの光は確かにカットの座席に届いているのです。
(Bで反射しているので間違い無いです。)
それでも向こうの人はこちらが見えない。
こっちからは、反射している自分の姿が見えるのに、向こうの人は自分が見えない。
ひこまる、謎解きの始まりです。笑
光の重ね合わせ
マジックミラーの仕組みは、皆さんが普段から体験している現象にヒントがあります。
それは、「夜に電車の中から外を見た時に、ガラスに室内が映る現象」です。
まずは光の性質から簡単に見てみましょう。
様々な色の絵具を混ぜたときに、新しい色になるように、光も重ね合わせることで、色が変わります。
言い方を変えれば、一度に複数の光が目に入ると、別々の光であることを人間は認識できないのです。(絵具も複数混ざられたら、元々が何の色だったかは分かりませんね。)
(光の重ね合わせは、ひこまるの初めての科学記事で、簡単に書いているので興味があれば見てください☺️)
光の反射
一部の例外を除いて、この世の全ての物は光を反射します。
(ハリポタの透明マントとかが例外ですね)
透明なガラスでも、ちゃんと一部の光は反射しています。
ガラスに当たった光が、目に返ってくるから見えるのです。
ちなみに、ガラスの反射率は約4%です。
ほとんどの光が透過するのですね。
それでは、話を電車に戻してみましょう。
この図は、お昼の時間に電車に乗っている、ひこまるです。
このとき、ひこまるの目には、
①太陽からの光 →外から
②電車の電球からの明かり →室内から
③電車内の電球の光がガラスで反射してきた光(弱い)
→ガラスから(外からと同じ方向)
この3種類の光が目に入ってきます。
光は重ね合わせが起きるので、その割合が大きい光の情報が見えるわけです。
この場面では、左側からの来る光は「①太陽の光」と「③ガラスの反射」だけですね。
そして、ガラスの反射はわずかなので認識することはできません。
しかし、夜になると状況が変わります。
外からの光が少なくなるのです。
これによって、本来わずかなガラスの反射が見えるようになります。
一方、外の光は弱いので認識できません。
そのため、窓の外が見えず、室内が見える「まるで鏡」のようになるのですね。
このとき、外から電車の中を覗くとどうでしょう??
電車の中からの光は強いので、外から車内は見えそうです。
そう、これがマジックミラーでした。
マジックミラー
マジックミラーとは、光の反射率をものすごく上げたガラスのようなものなのです。
確かに、ドラマでも、刑事が取調室を覗いている廊下って暗いですよね??
これがものすごく明るいと全く逆のことが起こります。
実は思い返してみると、
ひこまるのシャワー台の辺りは結構暗かったんですよ。
そのため、カットの座席の人からはシャワー台は見えない。
でも、鏡Bで反射した光が返ってきたとき、シャワー台自体が暗いので、ひこまるはその光が見えたのですね。
解決!!笑
まとめ
いかがでしたか??
マジックミラーって、光を通す方向が決まっているのではなくて、単純に光の量の差で見えなくしていたのですね。
いやー、やっぱり、光って良いですね☺️
めっちゃ大好き!!
ちなみに、普通の鏡を付ければ良いと思いますが、何故わざわざマジックミラーなのかという謎はいまだに解けていません(笑)
でも、わざわざやっているのには、ちゃんとした意味があるのですかね??
美容師さんが、カット台を常に見れるようにしておく必要あるとか??
日常の何気ないワンシーンに着目すると、すごく楽しいですよね。
また、楽しいコラムを発信していきます。
今後もよろしくお願いいたします。
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