動物の地域の言葉⭐︎イルカの方言⭐︎

皆さんこんにちはー!!

突然ですが、皆さんは英語を話す機会は多いですか?

ひこまるは、外国の方が「道に迷ってるのかな?」と思った時、結構な割合で話しかけます!
方向音痴なので、結局その人たちと一緒にグーグルマップを睨むだけですが、、、笑


でも、英語を高速で喋られるとついていけないことも多いです。
たくさんお話しできるように、もっとスピーキングとリスニング頑張ります!

英語と日本語のような、地域による言葉の差、
これは人間だけの問題なのでしょうか?

例えば、イルカはコミュニティーの中で意思疎通をとるために鳴き声を利用することが知られています。

今回は、そんな知能の高いイルカの”方言”について調べてみました☺️


こんな人にお勧め

・動物に興味がある人
・自然科学に興味がある人
・身近な雑学に興味のある人

さて、楽しく学んでみましょう!

イルカの鳴き声

まずはイルカの鳴き声がどんな役に立つのかについて学んでいきましょう。

イルカの鳴き声は大きく分けて「ホイッスル音」と「パルス状の鳴音」の2種類に分類されます。

ホイッスル音は、イルカがコミュニケーションに使うものです。
これは、数ミリ秒程度の比較的長い鳴き声です。

具体的には、餌や危険に関する情報、求愛はもちろん、団体行動の前の会議や、偵察に出たイルカと情報交換など、非常に多くの場面で役立ちます。

一方、パルス状の鳴音(非常に短い時間の鳴き声)は音波探知機のような役割を果たします。
自分の発した音が戻ってくる方向や時間を調べることによって、餌のありかや障害物を知ることができます。

イルカは、鳴くことでコミュニケーションをとる以外にも、センサーのような使い方ができるとわかりました。


イルカの方言

それでは本題のイルカの方言について学んでみます!

結論を言うと、イルカは地域ごとにホイッスル音に差があります。
つまり、方言が存在するのです。

今回参考にした2009年の論文では、小笠原諸島と熊本県天草のイルカのホイッスル音の違いに関して検証しています。

小笠原諸島のイルカは、音程の変化する複雑なホイッスル音を発する一方、天草のイルカは、変化の少ない単調なホイッスルを発していました。


なぜこのような違いが出てくるのでしょうか??

それは、この二つの地域の環境の差にあると考えられています。

実は、天草の海は小笠原諸島に比べて”うるさい”のです。

テッポウエビなどのハサミの音など、海中の雑音が多いため、天草のイルカは遠くまで届きやすい音程の音のみを使うと考えられます。


また、アメリカの研究によるとバイリンガルのイルカも発見されています。

太平洋の真ん中で見つかったあるイルカは、「日本よりの海域に住むグループ」と、「アメリカ側のグループ」の時で、鳴き声を使い分けていたことがわかっています。

実は、イルカは行動範囲が非常に広く、最高で1日に165 kmほど移動します。

そのため、時には他のグループと接触することもあり、通訳者が必要になる場合にこのようなイルカが活躍するのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

イルカの方言について学んできました。

しかし、イルカに通訳者がいるなんてびっくりですね。

イルカになんて負けてられません!!
ひこまるも英語がんばろっと☺️

また明日、次のコラムもよろしくお願いします!



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