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藤原ここあ【かつて魔法少女と悪は敵対していた。】アニメ化に関して思うこと

今朝こんなニュースが飛び込んできました。
私は仕事だったのでこれを見たのは夜が更けてからだったのですが
あまりにも嬉しくて旧Twitterにていろいろ呟いてしまいました。

そのくらいこの作品のアニメ化には思うところがあるのです。


なぜこんなにも反響があるのか

色目なしで言うと、ぶっちゃけそんなに有名な作品ではありません。
全3巻しか出ていませんし、
話もすごい中途半端なところで終わっています。
評価を委ねるにはあまりにも未完成な作品といわざるを得ません。

――背景を知らなければ。

結論から言ってしまうと、
作者が2015年で急逝してしまい絶筆となってしまった作品なのです

似たような境遇で言うと今期アニメで【ミギとダリ】が放映されていますが
こちらは一応作者存命中にアニメ化が決まっていて、
アニメ放映前に不幸があったという経緯。

特別話題性のあった作品でもない作品が、
作者没後8年目にしてアニメ化が発表される

この企画を通した人は一体どういう面持ちで制作に着手したのでしょうか。
是非インタビューやオーディオコメンタリーで
語ってほしいところでございます。

どんな媒体でもいい。
もしそれがDVDでしか見れないとしても!絶対買うから!!
何卒その経緯をお聞かせ願えないでしょうか。
アニメ化実現に向けて動いた人々の思いを、是非知りたいのです。

なぜこんなにも興奮しているのか

それは私にとって同作者の代表作である
妖狐×僕SSいぬぼく】の存在があまりにも大きいからです。

私がアニメを見始めたきっかけであり、
声優という存在に興味を持ち始めた最初の作品でもあります

このnoteを見てもらえれば分かる通り
私の趣味でもはや音楽と比率を二分する存在で
それだけ大きな分岐点となっている作品。
彼女が残した爪痕はあまりにも大きすぎるのです。

加えて、作者の藤原ここあは私と同い年。
中学生でデビューした彼女の活躍は
どれだけ私にとって希望に映ったことでしょう。

もちろん【わたしの狼さん。】【dear】シリーズからのファンであったこともふまえての、【いぬぼく】ではあります。
そもそも【dear】の世界観が好きすぎるので。優しい世界。
【まほあく】を最初読んだときは、その時の空気感に回帰したな、
という感動すらありました。

【いぬぼく】はたくさんの人に愛される作品となりました。
視聴者はもちろん、出演声優さんも今でも雑談で話題に出すほどです。
アニメ化成功例といって過言ではないでしょう。

そして、作者が逝去されたことによって
第2期の製作は絶望的だと思われていました

―― そ こ で ! ――
今回の【まほあく】アニメ制作決定ですよ。
遺作でもアニメ化する可能性があるんだ?
つまり、この事実によって、
今まで0%だった【いぬぼく】2期作成も1%以上にはなったのではないか
という期待を、どうしてもしてしまうんですよ。

なぜそこまで【いぬぼく】第2期に執着しているのか

アニメだけでのファンは知らないでしょう。
ですが原作のファンは気づいています。

アニメは単行本3巻分にも達していない……!

逆に言うと2.5巻分を12話にまで伸ばして丁寧に描写されているのです。
単行本は全11巻です。まだこの4倍は話を紡げるのです。

ネタバレを恐れずに言いますと
アニメだけではただの執事ラブコメで終わってますが
ここから百鬼夜行にタイムリープが絡み怒涛の展開が待っているのです。
この漫画は本当は怪異バトルファンタジーなのですよ!
ね?ね?アニメしか知らない人はこれだけで続きが気になるでしょ?

その続きが見たい……原作ファンならばなおさら。
私の大好きな犬神命も鴉丸クロエもアニメでは未登場なのです。
動いてる彼らが見たい!

熱量の幾何かは置いておいて、実際そう思ってる人が多いのか、
この【まほあく】アニメ化決定のリプにも
【いぬぼく】2期を熱望している声が少なからず見受けられました
これだけ支持されてるのを、
どこかの偉い人が気付いて形にしてくれないだろうか。。

切にそれを願う今日この頃です。

Afterword

というわけであまりにも嬉しいニュースを見てしまったので
勢いに任せて書き殴ってみました。
まぁ似たようなことを過去にも書いてるので重複していますが気にしません。それだけ熱量が高いんだよ!

藤原ここあさんは私にとって特別な漫画家の一人です。
彼女の遺した作品のアニメ化、胸躍らないわけがありません。

実は、正直【まほあく】を初見の人が見て面白い作品だと感じてもらえる自信はありません。
冒頭にも先述した通り、未完の作品であるため魅力を引き出すのは難しいと考えています。

でも、この発表がもたらした可能性。
それを僅かでも信じて暮らすことの幸福度ったらないですよ。

【いぬぼく】の2期が制作されますように。
それを願いながら明日を生きようと思います。

余談ですが、もちろん【狼さん。】→【dear】も
アニメ化してほしい気持ちは同じくらいありますが、
さすがにそういう前例はないんじゃないかなぁと思って
あまり口にはしていません。

例えば【ゾンビパウダー】とか【PSYCHO+】とかがアニメ化されたら
希望を見いだせるでしょう。
※大人気作品の前作で知名度があまり高くない古い漫画で思いついたもの↑

では今週はこんな感じで。
興奮で寝れる気があまりしないんですが明日も早いので頑張って寝ます。

よしなに。



最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!