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サウナ 60 海の見えるサウナ2

年の初めも落ち着いた1月の中頃、福井県丹生郡越前町にある劔神社に行ってみました。

初詣という訳ではなく、ホントの目的は、その目の前にあるお惣菜屋さんです。旬の食材を使用した手作りのおふくろの味のお店です。

ここは主にお惣菜を販売されているのですが、食べ放題のランチバイキングもしており、同じ料理を店内でいただくこともできます。

ぜひ、このじんべえさんのページのお料理の写真を見ていただきたいのです。とても美味しく身体に良く、どの年代の方でも満足できる内容なのです。これらを全て食べ放題(時間無制限)で780円というのはビックリでした。

メインはお惣菜屋さんですので、この食べ放題は、料理の味を知ってもらうための試食として、採算度外視でやっているとのことでした。

お腹いっぱい、美味しくいただくことができました。どのお料理も見た目の期待どおりの味で、食べているととても安心感があります。お店の方も周りのお客さんも、皆やさしく心地よい雰囲気でした。

その後、海の方へ向かいました。行き先は越前温泉露天風呂「漁火」です。

この温泉は以前から知ってはいたのですが、行ったことはありませんでした。正確に言うと、今の場所に移転する前の場所へは何度か行ったことはありました。新しくなり随分経ちますが初めての訪問です。

露天風呂が海に面しており、海と湯船が繋がっているように感じられます。日本海に沈む夕日を眺めながら入ることもできます。

実は私はこれまで、この温泉にサウナがあることを知りませんでした。そのため越前海岸に来たときは、この近くにある「波の華温泉」へよく行っていました。以前の記事に書いたことがあります。

入ってみると、浴室には誰もいません。身体を洗い早速サウナ室へ。中には3人ほど。5人ほどでいっぱいの大きさです。一箇所(一人分)だけ上段に座れる場所がありました。

それよりなのですが、正面のガラス張りの窓の外の景色がすごい。先程の露天風呂の画像のまま、サウナ室からも大きく広がる日本海が見えています。

以前「海の見えるサウナ」と題して「三国温泉ゆあぽーと」の記事を書いたことがあります。

実はこの記事、私のnoteの中でも一番読まれている記事なのです。おそらくタイトルのおかげです。

そのゆあぽーとのサウナからは、確かに海は見えるのですが、『チラッと』なのです。正確に言うと半分は河口なので川だったりもします。

しかし、今回の漁火温泉のサウナからの景色は、どどーんと真正面、海まっしぐらです。大きな水溜りの大好きな私はいくらでも見ていられます。この辺りの海は岸際からズドーンと急深になっており、眼の前から水色も深く濃く、広い海をさらに大きく見せてくれます。

窓際へ向かい、海の方へ身体全体を向けて座りました。なんて素敵なんだろう。よく釣りに行く私は、海を眺めることは多いのですが、サウナ室からの眺めはまた違った感情を与えてくれました。これは普通じゃない。特別な体験に包まれています。

サウナ室の温度は90℃くらい。しかし残念なことにあまり温まりません。10分ほど過ぎたあたりで汗がじんわり出る程度でした。海に面した大きな窓が熱を逃しているのでしょうか。一箇所ある上の段の席へ移動します。ここはヒーターの真横なのもあり充分な熱さです。

露天風呂に置いてあるベンチで外気浴をしようと考えていたため、今のこの冬空の中で楽しめるように、じっくりと温めておきたいのです。

サウナ室から水風呂へ。しっかりと冷たいです。とても気持ちいい。身体の水分を拭き、冬の日本海へ裸で出ていきます。

すごい景色です。サウナ室の窓からの景色より、さらに広く海を身体全体で感じられます。
ベンチに座り足を前へ投げ出します。冷たい風が身体にあたり心地良いです。外気浴でこんな景色が眺められるとは、とても贅沢な気分です。寒くなれば眼の前の露天風呂へ飛び込めばいいのです。

露天風呂に身体を深く沈めると、あの景色が見えます。そう、湯船と海が繋がっているように見えるあの景色です。「海に浸かってるように感じるー」などと聞きますが、こんな雪の舞い散る福井の海に浸かると寒いです。凍えます。私も身体を沈めて、海と湯船を繋げてみましたが、すぐに視線を上げて「温泉がいいわ」と考えていました。

その後も2回ほどサウナを楽しみ、帰りの道中では、また行ってみようと考えていました。

浴室は「かにの湯」「すいせんの湯」と2つあります。詳しくは解りませんが男女で入れ替わるのかもしれません。私の入ったのは「すいせんの湯」です。サウナ室の大きさも、そこから見える景色も違うようです。行かれる方は事前にご確認ください。

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