hatto

物を書くのが好きな漢。一時鬱でドロップアウトしておりましたが、この夏から再び会社員に。思うままに書き綴っていきます。 お気に召しましたらフォローお願いします。 インスタもやっています。

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最近の記事

ダメな酒飲みの中年にならないために

酒を飲み始めて15年近くが経とうとしている。 20代の前半は週に2,3回も飲めば多い方だったのだが、ここ5年くらいは毎晩飲酒をしている。飲まずに寝る、というのが考えられないようなアルコール漬けの毎夜である。 だが、俺も30代となり、近年は酒によるダメージをひたひたと感じ始めるようになった。 深酒をすると、まず間違いなく二日酔いで翌日は使い物にならなくなった。 二日酔いが1日置いてやってきて、ひたすらにダウナーな平日を過ごさねばならないことも増えた。 さらに、近年特に

    • 二度と無い夜の話

      これはある晩の出来事の話。 可能な限りぼかして書くが、俺の生活圏なんぞたかが知れていので、わかる人にはわかる内容になってしまっているはず。 が、それでもいいか、物を書くのが好きな人間の業と思っていただければ幸いである。 ただ、一言言えることがあるとすれば、これは自筆の日記を見ながら書いているということで、まぁそういうことである。お察しください。 リスクはあるが、良いネタは書かねばならないのです。 切腹覚悟の読み切りでございます。 その日は学生時代の友人にお呼ばれし

      • リンゴ、擦った? リンゴ・スターという漢

        正直、リンゴについては書けるか不安だった。 何しろ、ビートルズ時代のイメージしか無いからだ。 それにしても癖のある顔でしょ。 貶してる?いや、褒めてますよ。 ところで、リンゴ・スターという漢は、意外と紆余曲折あってビートルズに加わった、というのは古参のファンならばご存知かと思う。 ビートルズがグループとして活動し始めた時、ドラマーは別の人物だった。名をピート・ベストという。 この人がファーストアルバムの録音辺りまでは在籍していたのだが、どういうわけか外されてしまい

        • 実家から持ち帰ったもの

          お盆休みということで、久々に実家へ顔を出した。 たった一晩の滞在で翌日には帰宅したのだが、両親から近況や仕事のことを色々聞き出されてなかなか面倒だった。とは言え、実家との付き合いとはこういうものだと思うようにしている。 そろそろ帰るかと思っていると、母が書類やノートを無造作に突っ込んだ手提げ袋をクローゼットから引っ張り出してきた。 一体何だと思ったが、聞けば俺の小学生や中学生時代の思い出の品々とのこと。 どうする?持って帰る? と母。 俺は答えに窮してしまった。見

          いつまでも3番手じゃない。ジョージハリスンという漢

          やっとお盆休みですね。 続きまして、ジョージハリスンの話に行きましょう。 ================================== これをお読みの諸兄は「ジョージハリスン」について、どんなイメージをお持ちでしょうか。 その前にビートルズメンバーに対する知名度を想像してみます。 ジョンレノン、あぁ、ビートルズのね。あの『イマジン』の人ね。 ポールマッカートニー、ビートルズの人ね。今も時々コンサートやってるよね。 リンゴスター、名前がカッコいいね。 と来

          いつまでも3番手じゃない。ジョージハリスンという漢

          そのキャリアにこそ価値がある。ポール・マッカートニーという漢

          続きまして、ポールマッカートニーと行きましょう。 ポールマッカートニーの凄さ、というか価値は現在も現役である、ということがまず一つ。 次点でビートルズ、ソロ名義、ウィングス、そして再びソロと各時代に印象的な作品をリリースし続けていることが一つ。 そして、これは良し悪しあるだろうが、ルーツミュージックに左右されず、その時代に合ったサウンドを恐れなく取り入れていったことが挙げられると思う。これは今だからこそ思うことだ。 小学生時代からビートルズを聴き続けてきたが、聴き始め

          そのキャリアにこそ価値がある。ポール・マッカートニーという漢

          『ジョンの魂』に触れる

          多忙のため全く記事が書けておりませんでした。 宣言通り、ビートルズメンバーの記事を書いていこうと思います。 とは言え、実にパーソナルな雑感です。話もビートルズ時代に限りません。 メンバーの良いところを好きに書かせてもらいます。 まずはジョンから。 ================================ かつて、俺はビートルズメンバー4人の中で好きな順番があった。 まずバンドのキャリアにおいて高いアベレージの曲を作り続けたポールが一番、次いで初期~中期の

          『ジョンの魂』に触れる

          僕の出会ったビートルズはカセットの中

          ちょっと昔の話をしようと思う。 俺が10歳くらいの時の話である。 その頃はまだ「音楽」と言えば「小学校の授業で歌を歌わされる時間」という認識でしかなかったのだが、ある時から「大事な時間」に変わった。 母が使っていた小型のテープレコーダーを貰ったのだ。 テープレコーダーをゲットしたので、自然とカセットテープで何か音楽を聴いてみよう、と思ったのだが、生憎俺は自前でカセットテープを持っていなかった。 そこで、母に「何か持っているカセットの中からおすすめをくれ」と頼みこんだ

          僕の出会ったビートルズはカセットの中

          生まれて初めて救急車を呼ぶことになった話

          まさに昨日のことである。 今、これが書けているということはそこまで大事に至らなかったということではあるけれども、あの時の俺は自らに起きた変調に大きく戸惑っていた。 その経緯をざっと綴ってみる。 土曜日。休日である。 朝は適当なカップ麺で済ませ、午前中は豪快に昼寝をし、午後、起きてからさらにメシを食う、という典型的なダラダラした休日を過ごしていた。 食後はベッドでゴロゴロしながら、撮り貯めたテレビ番組を垂れ流し、ドラクエウォーク内のカジノで「ツモるんです」に文字通り打

          生まれて初めて救急車を呼ぶことになった話

          熱海旅行記 day2

          二日目の記録だ。 朝は一度、早朝に起きたのだが、酒が残っており、頭が重い。 寝る前に睡眠導入剤を呷ってしまったせいだ。 二度寝をして、起きたらチェックアウトまで1時間を切っていた。 バタバタと支度、見てくれをどうにか整えて出掛ける。 前日から、友人と共に目を付けていたラーメン店で朝飯兼昼食だ。 熱海の中心街にあるカウンターだけの古いラーメン屋だった。 「天風本舗」と言っただろうか、恐らく熱海に行ったことのある御仁で、やたらノスタルジックなラーメン屋の前に行列が出

          熱海旅行記 day2

          熱海 遊行記 day1

          2020年秋、友人達と熱海に行った時の記録が残っていたので、GW中で外出出来なかった自分のために、書いていこうと思う。 出発当日。目覚ましで朝6時に起床する。旅行でもなければ、こんなに早起きもしない。 昨日は寝る直前まで酒を飲んでいたため、頭がやや重たい。荷物のチェックをし、外出の支度をするが、出る直前に腹が下ってしまい出発が遅れる。遠出の前には、必ず胃腸がナイーブになる、典型的日本人だ。 8時に自宅を出る。 自宅を出、小田急線、埼京線を乗り継いで赤羽を目指す。同行の

          熱海 遊行記 day1

          『犠牲の累進性』を考えてみる

          このGWに入って、ずっと考えていることがある。 例えば、仕事がしんどいとか、家計のやり繰りが厳しいとか、自分の身の上の辛さを人に聞いてもらった時に 「お前は恵まれているよ。アフリカの子供なんて明日食べるものもないだろう。それに比べたら俺たち日本人は云々」 というテイストのお𠮟りを受けたことはないだろうか。 「アフリカの子供」の箇所に入る言葉は、他で言えば、「年収200万円以下の奴」の時もあれば、「北朝鮮の人々」なんて言葉が入る時もある。 いずれも、経済的には恵まれて

          『犠牲の累進性』を考えてみる

          人に怒ることが無くなる考え方

          座右の銘、というか他人に対する時、気を配っていることがある。 それは、 「自分より何か一つでも優れたものを持っている人は、皆、先生と思う」 これである。 相手をリスペクトして、自分が上に立たない、立とうとしない。 その人の良いところはどこか。 何についてなら、この人は朗々と語り出すだろうか。 そうしたことに気を配って、人に接するようにしている。 そうやって接すると、他人に対してイライラしたり、「なんだコイツ」と思うことが減る。 ただし、あくまで「減る」であっ

          人に怒ることが無くなる考え方

          30歳以降の1日が早過ぎるんだ

          このところ。 色々なことを積み残したまま1日が終わって、モヤっとしたまま眠ることが多い。 が、また翌日から忘れたように仕事へ出掛け、無事に仕事を終わらせて帰ると、疲れてぐったりとして、ぼんやりテレビを観たり、スマホでニュースやまとめサイトを流し見しているうちに夜が更けていってしまう。 そしてまた、モヤっとしたまま眠る。 そんな日々。 過ぎ行く日々。 週末、疲れを取るためにベッドでゴロゴロする。 昼間にようやく布団から這い出て、平日に取りこぼした生活上のタスクであ

          30歳以降の1日が早過ぎるんだ

          良い「酒飲み」とは

          酒飲みという輩は、何かにつけて酒を飲みたがる。 『日本全国酒飲み音頭』という歌の歌詞を見れば言わずともわかる。 例の 「酒が飲める、飲めるぞ~、酒が飲めるぞ~」 というアルコールで脳が浸りきった奴らのテーマソングである。 あの歌詞は、年中行事を取り上げて、その度に酒が飲めると歌っているのだ。 年中行事めでたいね!飲もう!という短絡的な酒飲みの行動原理をよく理解した方が作詞した名曲である。 要は、だ。 酒飲みにとってはあくまで酒を飲むことが主目的であって、そうし

          良い「酒飲み」とは

          弁当屋で起きた悲劇

          とある日。 俺は遅れた昼食のおかずを買おうと、某チェーン店の弁当屋を訪れた。 思えば、この店舗には初めて入る。 見たところ、ここではおかずの量り売りがあって、指定の容器に好きなおかずを詰めてレジに持っていき、軽量した分で勘定できる、というシステムだった。 それで「これはいい」と俺もやってみたわけだが、俺より先に入店したおばあさんが前でおかずを詰めていた。 店は細長い造りになっている。 並べられたおかずたちの配置は、手前側から肉や魚といったメインディッシュとなる総菜、

          弁当屋で起きた悲劇