ここ最近

最近肌寒い。キンモクセイの香りが懐かしく感じる。よく学校からの帰りに感じた。

さて、最近というと2回同期ラウンドがあった。秋晴れの中、最高のコンディションに恵まれて幸せなラウンドだった。

澄んだ空気、ほのかに甘い芝の匂い、紅葉、冗談など。
幸せの基準は時間とともに変わるのかもしれないが、何故かこれからも幸せに感じるだろうと思った。不変な基準が見つかって嬉しかった。

やっぱり同期はホントに大事だ。自分は本当に同期に恵まれたなと実感している。


今日、バイトがあった。
何気ないバイトだと思っていた矢先、感動したことがあった。プロ野球の中継バイトで、テロップなどを出していた。

ポストシーズン終盤のクライマックスシリーズ。オリックス対ロッテ。

オリックスが勝てば日本シリーズに進出する大一番だった。

試合はオリックスのペースで進み、迎えた6回裏。2アウト二塁で代打が告げられた。

T-岡田。35歳。

チームの功労者だ。生え抜きでホームランキングを取った、オリックスを代表する選手。
しかし、ここ最近は年齢にあらがえず首が寒くなっていた。

ここで、京セラドームは今日一番の盛り上がりを見せた。

ファンはTに熱狂した。それも自然と。同じ成績でもTじゃなきゃここまで盛り上がっていなかった。


ゆっくりと打席に入り、フルカウントまで粘った。まるで、舞台を整えているように見えた。

ここで解説の藤川がこう言った。

「やっぱりプロ野球はこうでなきゃ。T-岡田選手、千両役者ですね」


数字や評価などでは無いなにかがあった。まさに千両役者。

人々はこういうものに夢を感じるのだろうか。感動、心揺さぶられるもの。

スポーツは最高のエンターテイメントだと思う。夏の甲子園、サッカーやラグビーのワールドカップ、僕で言うとマスターズを勝った松山英樹など。

それはなぜか。

真剣勝負だからではないだろうか。

お金じゃないな。愛するなにか、それは国でもいいし、チーム、地域、自分が心から好きななにか、が自然と元気をくれるのかな。

やっぱり元気が出た。T-岡田を見ると。



そういう人間にはなれないのかもしれない。
けど、こういう気持ちは忘れないでおきたい。


また、T-岡田を見て元気をもらえたら嬉しいな。

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