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【人物】キャラクターの特徴づけ:コンプレックスから考える【行動する性質】

007-りく

「オリジナルのキャラクター作りで悩んでるんです~」
・お気に入りのキャラクターができたけれど、もっと印象を強くしたい。
・だけど、どうすれば特徴が際立つのかわからない。
・簡単なやり方とかコツってあるの?
というわけで今回は
「キャラクターの特徴づけ:コンプレックスから考える」についてのお話。

001-ひどぅん3ねこ筆

この記事を書いている私には、おおまかにこういった経験があります。
・20年以上、創作活動を続けてきました。
・同人ゲームのキャラクターデザイン。
・助言を求められマップデザインなどのサポートも行ってきました。
・ボイスドラマのシナリオ制作、編集などを行っていたこともあります。

複数の作者・作品に触れるなかで、いろいろと学ぶことがありました。

コンプレックス3

さて、そこで今回は「キャラクターの特徴づけ」について。

001-4酒場娘

あなたは、オリジナルの主人公キャラクターを作りました。作ったとします。
では、そのキャラクターの特徴を「箇条書きで3つ」書き出してください。

……書き出しましたか?

それでは見てみましょう。

こういうところから考えていませんか?

card_沈黙

・外見的な長所(顔がいい・背が高い・脚が長い)
・能力的な長所(足が速い・喧嘩が強い・歌が上手い)
・性格的な長所(思いやりがある・意思が強い・協調性がある)

理想のオリジナルキャラクターを作ったら、そのキャラクターの長所、つまりいいところから考えるのが普通だと思います。
輝かしいものを持っているから、主人公なんだ、と思うかもしれません。

しかしそれで「特徴」としてしまっては、多くの場合、あとでつまずくことになります。

結論:コンプレックスから考える

コンプレックス2

いきなりですが、これが結論です。

結論:キャラクターはコンプレックスから考える!

「○○過ぎる」性格という、ひと言でキャラクターの性格を言い切る方法を紹介したことがありますが、それも方法としてはある意味同じことです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」などという言葉もありますよね。
一見すると長所でも「○○過ぎる」という視点で見ると、短所にもなり得ます。
「○○過ぎる」はつまり「コンプレックス」から考える簡単な方法でもあるわけです。

以下に、なぜそれが必要なのかという理由を書いていきます。

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キャラクターやシナリオ作りなど、創作に使えるポイントのまとめ。

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