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ベーシックインカムは得るものより失うものが多そうに感じる

私はベーシックインカムには懐疑的だ。

私のようなフリーターは今の資本主義社会では下層民であり、そういった人間ほどベーシックインカムには利益があるため賛成の人が多いと思う。

私もベーシックインカムの思想は好きだし、行われたら労働を辞めるだろう。だが同時に他者や他のシステムに依存する生き方は危険だと感じている。

そして何より、ベーシックインカムを行うのは政府であることを考えなくてはならない。

今の日本は賃金が上昇しておらず(むしろ実質賃金は下がってる笑)、他国から見れば相対的に衰退しているのも、原因の一端は政府にある。どれだけ株高だとか、資産はあるだとか言っても、生活の苦しい人が増えているというのが現実だ。

我々のようなニートやフリーターが労働を嫌っているのは様々な理由があるだろうが、その1つには「今の日本では労働内容と報酬が割に合わない」という部分があると思う。仮にウェイターや調理バイトで時給2700円ほどもらえて成長もできるなら、働くニートは大勢いると思う。現に怠惰である私も、オーストラリアで結構働いていた時期があるが、それは報酬が良かったからだ。

改めて言うが、今の衰退、労働環境のクソさ、生活環境の悪さを作ってきたのは今の政府に少なからず問題があるということだ(もちろん全てではない)。

だが国民は日々政府に文句を言っているはずなのに、なぜかベーシックインカムは素晴らしいと言う。確かに思想そのものは素晴らしいのだが、問題はそれを行うのは政府ということだ。

基本的に政府は国民を搾取することで生きているので、彼らがベーシックインカムを始めるということは、彼らに利益があるからだと考えるのが自然だ。彼らは搾取できないことはしない。

よってベーシックインカムが始まったら、我々は総合的に見て、得るものよりも失うものが多いことになるのではないか?

最終的に言いたいのは、ベーシックインカムに頼らず自分で食える仕事を複数作るべきということ。やはり何かに依存する人生は、自分の首を締めると思う。

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