取捨選択

私は大学生活のラストをどのように過ごすかについて最近よく考えている。新しいことに挑戦しようと思っているので、やりたいことリストを現在作成中である。

また、私自身がメーカー勤務なので全国転勤があるので、これまでの人生で仲良くしてきた友人と残りの一緒に過ごせる時間を大切にしようとも思う。

大学生活で私自身の交友関係にも変化が生じた。2年生までの私はワイワイみんなと楽しむのが好きだったので、中学、高校、大学の友達との遊びに積極的に参加していた。

フットワークが軽く、当日いきなりの誘いでも基本参加していた。みんなと一緒にいる時が何より楽しかった。

しかし、転機はコロナ禍に訪れた。緊急事態宣言が出ていた、2021年の8月に読書にどハマりした。

1年前の緊急事態宣言時にだらだら携帯を触って過ごしてしまったことを反省しようと思い、読書に没頭した。

それ以降月5冊以上は読むようになり、いろんな知識を溜め込んでいった。

本を読み出すと、違うジャンルも読みたいというふうに関心が広がった。それに伴い今後の働き方や技術の進歩などに関心を持つようになり、将来に漠然とした不安を覚えるようになった。

この辺りからなんとなく週2くらいで会ってた地元の親友と会う頻度や参加する飲み会の頻度があからさまに減っていった。

その代わりに本を読む量や勉強する時間が増えた。そして気づいたらどんどん友達との会話が合わないようになってしまった。

就活もあり、高校の友達とはほとんど疎遠になってしまったし、中学の友達とも今までのような付き合いに戻れないのかもしれない。

あいみょんの「さよならの今日に」という曲の中にこんな歌詞がある。

「切り捨てた何かで今があるならもう一度だなんてそんな我儘言わないでおくけどな
(中略)
切り捨てた何かを拾い集めてももう二度と戻ることはないと解っているのにな」

選択するということはその他全ての可能性を諦めることであるという当たり前のことに気付かされた。

裏を返せば、諦めた選択肢で今の自分はできていると言える。

この曲に出会ってからなんとなく自分の選んだ選択を肯定できるようになった。

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