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ヨーロッパ旅行(チェコ編①)
旅行8日目。
この辺りに差し掛かると、私の体が疲労を感じ始めていた。
この日の午前中はドレスデンを観光する予定だったが、観光と睡眠を天秤にかけた結果、私はホテルに長めに滞在し、遅めにチェックアウトにすることにした。
人間は三大欲求に敵いません。
ドレスデンの写真がないのは寂しいので、前日晩御飯を食べに外出した際に撮った写真を載せておく。
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ドレスデンの街並みを楽しんでいただけただろうか??
この文章を書きながら、「なんでドレスデン観光しなかったんだよ!過去の自分のバカ!バカ!バカ!」と自分を責めております。
午前中を棒に振った私はドイツに別れを告げて、チェコに向かった。
プラハ行きの電車に乗った私は向かい合ってる三列シートの一番窓際に座った。
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向かい側には両親と3歳ほどの男の子が座っていた。
子供は無邪気に騒ぎ、母が面倒を見て、父親もしっかりそれを監視して、積極的に関わっている。
ちょうど私が読んでいた窪美澄の「水やりはいつも深夜だけど」で描かれていた家庭とは対照的だなと思っていた。
私の座っている側の二席にも中学生くらいの子供と両親が座っているのだが、席が二つなので交代で座っていた。(予約を間違えたのだろうか?それともお金がないのだろうか?)
平等に座る時間を決めている感じがあっていい家族だなと感心しながら見ていたのだが、ふとあることに気がついた。
私が席を譲れば、みんな座れるのではないか??
そうすれば、誰も立たなくて済むし、丸く収まる。
立つのはよそ者の日本人。
これでいいんじゃないか?
私にしては名案だと思ったものの、英語で席を譲る旨を伝える勇気がなかった。
この意気地なし。観光もせず寝て過ごすし、席も譲らないしダメダメじゃないか。
結局風景を見ながら、素知らぬふりをして電車の中を過ごいるとプラハ中央駅に到着した。
駅に着くなり、ドイツでは緩んでいた私の警戒心がリセットされた。
ドイツの当たり前はチェコの当たり前ではない。
チェコでは何が起きるかわからない。
と肝に銘じながら、周りをキョロキョロ見渡しながらプラハ中心地を歩いていく。
その警戒心むき出しで歩いている姿が、むしろ観光客感を際立たせており、ターゲットにされそうだ。
18時過ぎのプラハはとても観光客で賑わっており、密集していた。
旧市街地広場からカレル橋までの道は渋谷のスクランブル交差点くらい人が多かった。(人混みの写真撮るの忘れました)
歩いている私はプラハの美しい街並みにいちいち感動していた。
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有名な天文時計は観光客がひっきりなしに写真を撮るので、誰も写っていない写真を撮るのにだいぶ時間がかかった。
カレル橋から暗いのでプラハの家の特徴的な赤い屋根は見れなかった。
けれど、街灯が川に反射して街に注ぐことで黄金の家々を形成しており、とても美しかった。
夜のプラハもいいなぁと思いながらカレル橋を渡りきり、私はホテルに着いた。
明日は朝から世界一美しいと称されるチェスキークルムロフに行く予定なので、早めに寝ようと思う。
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