W杯と私
4年に1度の祭典が始まる。
カタールW杯がいよいよ開幕する。
この日を一サッカーファンとして待ち侘びていた。
私がW杯を初めて見たのは、2010年の南アフリカ大会だ。
本田選手や長谷部選手や川島選手や長友選手の活躍する姿を目に焼き付けていた。
彼らに憧れて、サッカーを始めた。
そして、彼らは私にとって、ヒーローであり、目標になった。
当時小学4年生だった私は、大学4年生になり、もう半年に一回くらいしかボールを蹴らなくなった。
そんな私にとって学生最後のW杯を迎える。
高校でサッカーを引退してボールを蹴らなくなってから、初めて迎えるW杯でもある。
サッカーを辞めた私が今W杯を見ると、どんな感情を抱くのか全くもって想像ができない。
もちろん辞めてからもプレミアリーグや代表戦やJリーグはたくさん見てきたが、W杯の高揚感は全然違う。
自国の誇りを持って各国の代表選手が戦うW杯は私にとって格別な大会だ。
サッカーをやっていた頃は、W杯で堂々とプレーする日本チームや海外チームの姿を目に焼き付け、自分も頑張ろうと奮い立たせていた。
それぞれの大会ごとに印象的な記憶がある。
ブラジル大会の頃は、昼間にやっていたコートジボワール戦と一つ上の大会前の練習試合が被ってしまいリアルタイムで見ることができなかった。
午後からの練習試合でチームの陽気なムードメーカーに、試合結果をネタバレされてブチギレたのが懐かしい。
ロシア大会の頃は、高校3年生で次の日朝練があるのにも関わらず、深夜に日本戦や強豪校のビッグマッチをたくさん見た。
ロストフの悲劇の日は火曜日で、走り中心のフィジカルトレーニングの日だった。
失意の私たちはいつもより掛け声が小さく、監督やトレーナーにとても怒られたことを今でも覚えている。(彼らも日本が負けた鬱憤を私たちで発散してたのかもしれない)
どちらの大会でも世界のトッププレイヤーのプレーに熱狂していた。
ハメス・ロドリゲスのスーパーシュート、ロビン・ファン・ペルシーのえびぞりシュート、ルイス・スアレスの噛みつき事件。ミネイロンの惨劇、マリオ・ゲッツェの決勝ゴール。
ドイツの敗退、クロアチアの躍進、ナチョとディ・マリアのスーパーゴール、ムバッペのアルゼンチン戦の2ゴール、ロストフの悲劇。
カタール大会では、どんなスーパープレイが生まれるのか?、大番狂わせはあるのか?
私はワクワクが止まらない。
コンビニの夜勤がない日は、できるだけ多くの試合を見たいと思っている。(もちろん日本戦はシフトを入れてない)
とにかく、開幕戦のカタール対エクアドル戦が待ちきれなくて仕方がない。
頑張れ日本🇯🇵
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