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 それは丸だったり円だったり、あるいは球(笑)を表したりする; 球は表せない。僕は球になりたかった。

 朝目が覚めたら何かめざましい変化に襲われていたり……なんてあり得ないことを考えたりしながら、僕は夢をみていたのです。楽しい夢でした。そこにあなたがいて、僕が笑いかけると不思議そうな顔をしながら; なんで笑っているのかしら? ってきょとんとしながら、僕に笑いかけてくれるし、僕が落ち込んでいても笑いかけてくれます。でも笑いかけるだけの人というわけでもないです。あなたは感情豊かで、繊細でそれであって強いので、そのまま生きて。

 夢でした。あなたなんていませんし、僕の笑顔は指名手配中。そんな時にあなたににこってされたらそのせいで捕まります。あなたには分からないでしょうね。ウワァーハァアアーー。滴る涙は海となり雲となり雨となり、僕の組織液となってからまた川を通って海になる。循環しているせいで僕はうまくいかないのかもしれません。失いたくないものは離れてゆき、得たいものは離れてゆきます。

 寝ないから、もう1日というサイクルを循環させないから。だから僕の願いを叶えて! って願ったら、ランプ(しょぼい)が擦られてウェイ。陽キャらしい。いいね。それでさ、(ウェイ)俺の願い事(ウェイ)ってのは(ウェイ)さ、ウェイウェイうるさい。ごがつのはえのようだ!

 寝るよ、寝るよ、僕は生活リズム整えられてる男。って言って午前2時だね。得ようとして離れていくならまだいいね。こっちに来るそぶりをしてからビューンってさ。もうなんなんですかね。でも僕は球になりたいし、あなたを追いかけるし、でもそのあなたはいません。この世界にはいません。夢にいますね。なら寝よう。一択です。

 そして、僕はフラれる夢を見ました。夢ならいいじゃんって思うじゃん? 違うのよ、僕があなたに逢えるのは夢だけだというのに‼︎ そのせいで、起きた時には流石にめざましい変化がありました。髪がとげとげ。いわゆる寝癖。そうじゃないんだよなあ。

 寝ろや。

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