#11 屋敷しもべのドビーに捧ぐ(230523)

どうも。日曜日あたりからなんだか調子が上がってきました、ヒツジ・ロマンチスト・ヒダリです。
あれですかね、強めの片頭痛を乗り越えると調子が上向きに転じたりするんですかね。
強めの片頭痛が波形グラフの底の部分だったりするのかもしれませんね。
問題はゼロの位置が分からないということになるでしょうか。プラスが増えてるのかマイナスが減ってるのか分かりません。


いつだったか大学の仲間(男)が、人の調子の波についてそれっぽいことを言ってました。

「人間も元を辿れば海洋生物だから、潮の満ち引き、つまりあれだ、月の引力の影響を多少なりとも受けてんだよ。月は生物が進化の過程で生殖を獲得するよりも前からあるわけだから、その影響を受けるのに男も女も関係ないのよ。月はジェンダーレス。だから男にもそういう波があって当然なはずなんだよな」

(日本酒を一口啜る)

「とは言ってもよ? とは言っても、女性はそれに加えて生殖を獲得したことによる身体への影響がオプションで付いてくるわけだ。つまり元々ジェンダーレスだった月が女性に対してテンダネスを帯びなくなってしまったってことになる。となるとこの話も結局のところあれだよな、女性を労われないやつは無性生殖でもしてろって話に帰着するわけだよな」

(エイヒレを齧る)


だいたいこんな感じでしたね。根拠はない、というか必要ないとのことでしたが、なんだかそれっぽいこと言ってんなこいつ、と思いました。

調子の波は誰しもあるように感じますが、それと月との関係を示すのはかなり難しそうですよね。
僕がそう指摘したのに対して彼は「そう言う輩のために俺は自ら証拠になってやろうと思ってそれでルナルナをつけてる」と、ややドヤ顔で答えていました。
調子が良い時にルナルナを見てみるとやはりキラキラ期なるものに突入していたりするんだそうです。
ルナルナを始めようと思い至り実行した彼にも驚きましたが、彼の調子とルナルナの示す指標が概ね一致していることにも驚きました。

この固定観念の枠組みを突破してくる感じ、いいよね! ということをお伝えしたかったのですが、もし女性蔑視やセクハラ等のニュアンスを感じ取られた方がいらっしゃいましたらごめんなさい。
筆者にそのような意図はございませんのでどうか頭に思い浮かべられた社会的抹殺手段をお忘れくださいますよう何卒。

それにしてもこの漠然とした意味での体調、気分の浮き沈みって一体何なんでしょうね。
規則正しい生活、良好な食生活、やりがいのある労働、心身共に充実した私生活を長期間継続したとしても、この波はなくならないような気がします。
いくらかその幅を小さくすることはできても、完全に一定、あるいはマイナスをゼロにすることはできないのではないかと思います。もちろん個体差もあることでしょう。
本当に月の引力が関係していたら(知的好奇心をくすぐられるという意味で)面白いんですけどね。

そもそもこんな疑問を抱くのは、やはり僕が内向的でネガティブ寄りの個体だからでしょうか。
いわゆる一般的な方々は、考えても仕方がない(と思われる)事柄について、いちいち考えたりはしないのでしょうか。
そんなことないよという意見の方は、今度街中で僕のことを見かけた際に「いいえ、誰でも」と声を掛けてやってください。

意図せず今回も生物進化系の話題になってしまいました。
ポジティブ常駐の呼吸を体得されているポジ柱に弟子入りしたいところです。

ハリポタも残すところ死の秘宝後編のみとなりました。ドビーのことは忘れません。


くるり『かんがえがあるカンガルー』

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