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#50【夏休まない自由研究】31歳男が『ノモンハンの夏』を読んで、知らなかった言葉をまとめてみた【ガイダンス編】(230703)

どうも。最近買ったスマートウォッチに睡眠の質を酷評されました。シンプルに「(質が)低い」って言われました。さすがは血の通わないAI、端的に伝えるべき情報を伝えてきてくれます。普通に傷ついたので先生に言います。

当面の目標はこいつ(スマートウォッチ)を見返すことです。ぎゃふんと言わせてやります。

つい先日、やっとのことで『ノモンハンの夏』を読み終えました。
体感で四半世紀と3ヵ月は読み続けていたので、かなり長く感じられましたね。

せっかく読み慣れていないジャンルの本を読んだので、そこで得たものを記事にすることで記録に残したいと思い至り、タイトルにあるような企画に相成りました。

いつかの記事でも書いたのですが、使われている言葉が本当に難しいんですよ。

読めなかった漢字、意味を知らなかった言葉を逐一調べつつ、スマホのメモに蓄積していたのですが、数えてみたら65語もありました。

解説含め471ページ中65語なので、だいたい7ページに1回、分からん言葉が現れて道を塞いでくる感じですね。

この企画は3~4記事に分けて展開する予定です。あくまで予定です。

今日の記事は導入編です。本企画の趣旨説明をするつもりです。実際どうなるかは、書いてみないことには分かりません。

次回の記事で、僕が調べた言葉を、読みや解説抜きで列挙します。問題編といったところでしょうかね。とりあえず軽い気持ちで、クイズ的なノリでやってみてください。

その次の記事で、65語の読みとその意味を、『新明解国語辞典 第七版 小型版』やグーグル先生のお力をお借りしながら、僕の感覚的理解を織り交ぜつつ解説していきたいと思います。解説編ですね。

僕の気分次第で変更になる可能性がありますので、予めご承知おきください。




まず、『ノモンハンの夏』の簡単な紹介をしておいた方が良さそうですね。
以下、簡単な紹介です。

以上です。インターネットって便利ですね。


簡単に言えば、1939年に起きたノモンハン事件の様子が描かれている本です。
ほとんど苦行に近い分析・研究を経て編まれたものだと思います。こんなん常人が束になっても書けませんよ。半藤先生の脳みそ桁外れ説を提唱します。
そうでなければ、半藤先生の書斎にある机の引き出しの何れかが時空間と繋がっているに違いありません。青いタヌキのような、日本人には見慣れた生命体が、先生のお部屋の押し入れを寝床にしていることでしょう。それくらいに、当時の様子が詳細に描かれています。

視点が複数あって、それが縦横無尽に切り替わるんですよ。スターリン側の視点、ヒトラー側の視点、東京の視点、ノモンハンの視点、といった具合にね。視点が何度も切り替わるので、途中で失速していくような感じや、冗長さや退屈さを感じることはありませんでした。
ただ、話題が重いのと、言葉が難しいのとで、サクサク読み進められたという感覚はありません。でも読んで良かったと思っています。

話題が話題で、登場する組織や人物なんかも話題相応です。アーミーです。なので使われる日本語も自ずと、今では読み慣れない(または聞き慣れない)言葉遣いになっているのだろうなと感じました。


高校の日本史と世界史でしか歴史を学んでこなかった僕にとってはたいへん勉強になりました。

日本の帝国主義とか戦争の歴史と聞くと、どうしても忌避したくなるじゃないですか。暗い話だし、実際にたくさんの命が失われているし、左とか右といった思想的な問題も絡んでくるしで、だいぶ扱いが難しい話題だと思うんですよね。

でもだからと言って、そのことについて何も知ろうとしないのは少し違うと思うんですよ。

その歴史を知ったところで、それが今後に活かされるかどうかは分からないし、自分の考え方に変化が起こるかどうかも分かりません。「ふうん」で終わることも全然あると思います。
めちゃくちゃ左翼的、あるいは右翼的な思想を持つことに繋がるかもしれませんし、相変わらず政治的無関心を貫くことになるかもしれません。(それでもとりあえず投票には行こうぜと言いたい。)

そんなことを知って何になるんだ、という気持ちもよく分かります。
でも僕は、知ること自体に大きな意味があると思っています。
そこから学ぶことや、そこから始まる思考もあると思うんですよね。(右とか左とか、そういう思想に限らず、広く一般的な意味での学びや思考です。)

たしかに、ノモンハン事件について知ったところで、年収が爆上がりするわけでもないし、マツコさんとお友達になれるわけでも、腹筋が6つに割れるわけでもありません。

そんな知識を得たところでどうにもならないかもしれませんが、少なくとも、知らないことで生じるマイナスを避けることはできると思うんですよね。


知るということに対するこういう考えもあって、少しでも皆さんの「知る」という行為のお手伝いができたらいいなと思ったのが、今回の企画を始めるに至った一番の理由です。(本当は逆に手伝ってほしいんですけどね。)
決してネタ切れを起こしたわけではありません。もう一度言います、決したネタ切れを起こしたわけではありません。

この企画の記事を読んでから『ノモンハンの夏』に取りかかっていただければ、サクサクスラスラと読み進めることができるものと確信しております(過大評価)。
皆さんなら30分もあれば読み終わるんじゃないすかね(根拠なし)。

というわけで、明日は問題編です。予習は禁止です。





L'Arc~en~Ciel 『TRUST』




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