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【見どころ】FC町田ゼルビア 2023年第22節 水戸ホーリーホック戦

こんにちわこんばんは。ひだりです。
写真は島村楽器に用あって行ったらちょうどターミナルから出て来たラッピングバスです。タイミング良く間近で見れたのでオススメしておきます。いろいろ話題の2階広場の移動はご注意を。

この1週間、twitter上は良くも悪くもサポ関係と国立の話題が多め。
それはそれでもちろん大事なのですが、ですが、自分としては「目を向けるべきは目の前の一戦」の原則に立ち返りたい。ていうかサッカーの話が見たいのよ。病気家族看病子どもケア多数家事対応山盛りで必死の合間の息抜きで論争してんの見るのマジしんどいねん。

自分のための理解、整理も兼ねて、目の前の試合・今週末の水戸ホーリーホック戦にフォーカスした記事をサクッと入れておこうと思います。試合、土曜日だしね。最高の日曜にするために。

どうぞよろしくお願いします。

水戸ホーリーホックの最近

まず前半戦のハイライトを置いておきます。

ダイナミックなエリキ初ゴールの試合でした。

守備のベースは変更なし

水戸の守備の特徴は

  1. ボールホルダーの前方向を分厚く塞ぐ

  2. 足止めしたボールホルダーを囲い込む

  3. ボール奪った勢いで縦に速い攻撃

を仕掛けます。

前節+直近数試合のハイライトを見る限り、ボールホルダーの前を塞ぐ守備構築の部分は大きく変わっていない気配です。戦術分析は前半戦・第4節プレビューをご参照ください。

戦い方上、水戸は最終ラインから最前線までの距離が長い、縦に深い陣形を取ることが多い。

守備の幅を狭く取ってくるので、前半戦では

  • 中盤で左右のテンポの良いパス連携

  • 片側に寄せた状況からU字パスでの逆サイド展開

  • ロングスローで遠目から直接最終ラインを叩く

といった取り組みが功を奏して、3-0快勝に繋がりました。

前節から3バック採用

水戸の直近の変化として目立つものとしては前節金沢戦ではじめて3バックを採用したことです。

Football LAB https://www.football-lab.jp/mito/formation/ より引用

結果として金沢の鋭いサイド攻撃に刺され敗戦したものの、スタッツ的には多くのシュート数を記録しています。

442→3142 の変化ではアンカーが最終ラインに入れば442になるので、より前向きに、より鋭く広く攻撃に手をかけられるよう布陣を整えたとも言えそう。
気になったので、金沢戦+それ以前の3試合とスタッツを比較してみました。

Football LAB スタッツをもとに筆者作成

前節敗戦ではあるものの、シュート数・枠内シュート数、枠内シュート率はじめ、攻撃指標は全体に向上を見せています。

特にジェフ戦で先制されたところからのリバウンドメンタリティ発動、4点取っての逆転勝ち経験をきっかけに、攻撃的であるべきチームの姿勢に立ち戻った状況にあるのかもしれません。

選手のインタビューなどを見ても取り組みとしてはまずまずの成果と、手応えを感じている認識のようです。以下有料記事ですがご参照ください。(2012年出版「FC町田ゼルビアの美学」著者•佐藤拓也さんのデイリーホーリーホック)

大きい永長鷹虎の加入

水戸ホーリーホックの最新トピックとしては川崎フロンターレからの育成型期限付き移籍による永長鷹虎の加入です。すげえ強そうな名前!

前節・金沢戦で早速途中出場を果たし、ハイライトで見た範囲でもテクニック、視野、攻撃的クリエイティビティを感じる選手の気配があります。

水戸の代表的司令塔としては青森山田高校の高校サッカー第98回大会で10番を背負った武田英寿が在籍しているので、永長の加入でもう一枠、攻撃局面にフックをかけられるポイントができると厄介です。
ハードワークの元ゼルビア戦士・安藤 瑞季・ダイナミックなプレイが持ち味で無理が効く寺沼星文ら、前線に怖さを漂わせるFWがいる。
セットプレー崩れの展開では、タビナス・ジェファーソンの攻撃参加も脅威ですね。

永長の加入が後半戦逆襲のきっかけになる可能性もゼロではない。

攻略のポイント

前節・金沢が縦志向442ということで、基本的には金沢がやった戦い方は今節の水戸攻略の参考になりそうです。

サイド攻撃で「狭い守備」を揺さぶる

前節・金沢の2得点はいずれもサイドのスペースを通じてクロスからの一撃でした。

第4節で町田が対戦した際も逆サイド展開を絡めた攻撃は有効だったこと、水戸が3バック布陣で来るならば、余計にサイド裏を突くスペースは存在するので、デュークをフックにボールをサイド裏へ展開し、平河・エリキの槍で突く戦い方は今回も有効そうです。

縦ライン間を有効に使ったパス連携/セットプレー

Football LAB https://www.football-lab.jp/mito/ より引用

失点パターンを見るに、30m未満のパス、セットプレーでの失点も顕著に見られます。

水戸の守備スタイルはやや縦に深く構えるスタイルを取るため、MF・CB間にポジションを取り、ライン間の間受けから短くつなぐ連携パスでバイタルやニアゾーン、サイドと展開する攻撃が有効そうです。
ボール非保持の選手の飛び出しやフォローが重要。

またセットプレーは別枠、いつものこととして狙っていきたい。
ゾーン守備なので時には変化もつけて有効に活かしていきましょう。

ロングスローによる前進

前半戦・荒木の3点目のように、翁長ロングスローを前進に使い、中盤守備を無視して直接サイドのCBに対応を強いる戦い方も良さそうです。

繰り返すと守備ライン全体を低めにさせて、水戸のポジティブトランジション時の攻撃力を減じる効果も出せそう。

まとめ

今夜はJ2バスターズ配信です。スズヤスさん郡司さんのやりとり楽しみ。。

明日も5:20起きなんだけどリアタイできるかな…。

後半戦、最初で勝ち点落とすわけには行きません。今年の戦い方の兼ね合い、今後もすべての試合で攻められる試合は続くでしょう。苦戦を織り込み受け止めた上で、力で勝ち切る覇道を歩んでおります。攻められて、苦しんで、耐え抜いて、勝ち切る百戦百打一瞬の心っ!!!

実質J2優勝の道もここから再開幕です。強い気持ちで、心一つに、本気で、勝ちに行きましょう。共闘!

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