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【プレビュー】FC町田ゼルビア 2023年第4節 水戸ホーリーホック戦

こんにちわこんばんわ。ひだりです。

冒頭とまとめは、だいたい最後に書いてます。

相手チーム分析は小田急線の行き帰りで試合見ながらスマホでまとめていく形で言葉にしているのですが、さて前と後なに書くかなぁ…と思っていたら週半ばに衝撃の藤尾選手加入のニュース。

開幕から少し時間が立ち、先週黒田体制初のアウェイ戦も勝利で終え、ほのかに落ち着いてきたかな、なんてタイミングでインパクト大なニュースです。

そうだった。今シーズンのうち本気の本気だったんだ…と思い出させられるサプライズ。

高澤、奥山洋平と前目の選手の負傷離脱が出ている中、昨期J2 10得点選手を持ってくる。原GM、凄いです。。

藤尾選手にとって成長と結果に満ちた時間になりますように。全力で期待、応援します!

金沢戦かんたんに振り返り

流れの中からのゴールが2発、ようやく生まれました。

平河のゴールの枠を冷静に正確に捉えるフィニッシュ、今季初弾がようやく見れました。時間帯早くチャンスを作れたのも良かったんでしょうね。
荒木の仕上げはトドメの一撃というより今節の救世主。あの一点がなかったら本当恐ろしい空気が待っていた……ありがとうございますありがとうございます。

終盤、深津を入れての5バックは「サイドの選手がどんどん前に出て行ける状況を作り出したかった」と黒田監督はコメントしていましたが、守備固めとして失敗した点は今後の改善点。
チャンミンギュの戦列復帰がどこかはあるものの、今節すごく良かったカルロス・グティエレス(笑顔萌える)のメドが立ったことで90分の閉め方は、今後また別の方法も見えてくると思います。

今季、深津はおそらく途中投入が多くなるでしょうが、最後の時間の固め方はまだまだ揉まれるとも思うので、ゼルビアを支え続けてきた歴戦の猛者、町田の漢として、存在感どんどん出していってほしいです。

町田・金沢戦関連記事・動画等まとめ

ゼルアル同時勝利でもなかったのでゼルアルもまだなし。。ほか見つけたら教えてくださいー。

記事

動画

水戸ホーリーホックについて

さて、水戸ホーリーホック。「ゼルビア天敵三銃士」との一戦です。

かつてはとにかく引き分けが多い相手でした。ポポ体制では負けや引き分け多く、苦手と言って良い相手ですね。

Footy Stats https://footystats.org/jp/japan/mito-hollyhock-vs-fc-machida-zelvia-h2h-stats より引用

秋葉体制の最後まで諦めずに90分走り続けるスタイルを踏襲しつつ、今季はよりソリッドに前を狙い続けるアグレッシブなスタイルを、すでにかなりの形に仕上げてきている印象です。

うちもポポ体制からすれば、よりリスク管理を徹底するスタイルに変わっているので、ここからの新章どうなるか。ある種、いまのJ2スタンダードとゼルビアが向き合う試金石になりそうな一戦です。

メンバー一覧・移籍動向

さっかりん http://soccer.phew.homeip.net/team/?start=0&sort=position&team=%BF%E5%B8%CD&year=2023 より引用
さっかりん http://soccer.phew.homeip.net/contract/list/#%E9%87%91%E6%B2%A2 より引用

攻撃手としては木下康介、椿直樹のOUTが目立つ感じでしょうか。椿はマリノスユースで異彩を放っていたの観ててエグいなー思ってたのが、今季千葉に完全移籍になったんですね。椿放出しちゃうマリノスがエグいわ。

でも昨年序盤の琉球をゴールで牽引していた草野侑己、青森山田の元10番司令塔 武田英寿が加入。
なによりリアルストライカー感あふれる梅田魁斗と2019町田を牽引してくれた“最前線のボクサー”安藤瑞季の2トップがまさに健在です。

以下のツイートで知りましたが、黒田監督との所縁も濃いようで、青森でも注目されている試合のようです。

水戸の戦い方

縦に素早く鋭く攻めるサッカー

・縦向きのスペース管理に対する意識が非常に強い。
 人とボールが前に前にと動き続ける前への矢印が見えるサッカー。

守備も縦締め・足止めしたところを囲い込む

・守備時は1人が背中でパスコースを塞ぎながらボール保持者にプレス。
 もう1人が前方30-40度程度の範囲のパスコースを切る。
 徹底して相手ボール保持者の前方を塞ぐ。

・ゴール方向を塞がれた相手ボール保持者が横に持ち出す形に誘い込む。
 敵陣から戻ってきた前の選手も守備に参加して、囲い込む状況を作って奪い切る。

・奪いきったらそのままカウンターに入ることを強く意識付けられている。ボールを奪ったタイミングは選手が近い距離間にあるので、中央レーン付近ならパス交換で前進、サイドなら反転してのドリブルも多々見られる。

狭く守って広く攻める

・ボール奪取後は前方へのドリブル推進が第一優先。ボールを持たない選手が5レーンを埋める形で前方に走り込んで縦パスの出しどころを作り、ボールホルダーの選択肢を増やす。
簡単に蹴ることはあまりしない。

・セットプレイ時は守備時CB3枚でゴールエリア内をゾーンでカバー+他の選手はマンツーマンで相手オフェンスにつく

・試合ざっと見た感じ、中盤のコントロールセンターは武田英寿。武田が時間を作り、サンフレッチェから期限付き移籍加入の小原基樹ドリブル推進、安藤のハードワークと抜け目なくスキを突ける梅田が絡む形が主戦という感じでしょうか。
金沢戦ではジェファルソンバイアーノという核となる選手がいましたが、そういう意味での中心が今節の水戸は良い意味でない。
ハードワークベースで全員が戦える、諦めない選手で構成されており、常に抜け目なく仕掛けてくるので集中を絶対切らしてはいけない相手です。

GK山口瑠伊が良い

従来からのセービングの良さは感じていたけれど、流れてきたボールを前に出てスイーパー的処理・DFラインでのビルドアップ補助もこなし、守備対応エリアをだいぶ広げてきている印象。
キックの飛距離もなかなかで、ゴールキックで中盤サイドあたり狙い、落下地点にフィールドプレーヤー密集で高い位置の競り合い〜セカンドボール奪取からの開始を企図したリスタートが何度か見られた。

あとイケメンすぎる。

攻め上がり時も、守備時も、とにかく前・縦を切る。30〜40度くらいの角度の範囲でナナメの位置関係を必ず保って攻守のアクションを起こしていくチームで、見ていてとにかく鋭いです。
縦のちょうどいい距離間とレーンのズレを積極的に作っていくことで縦パスがどんどん出せる状況を作るスタイルで、サポーターからすれば、このサッカーは見るの楽しいわ。

相馬ゼルビアの縦横超圧縮になぞらえるなら、いまの水戸は横超圧縮的な雰囲気を感じる。
具体的にどこのチームということではないですが、ちょっとセリエAにありそう。

攻撃にも守備にも考えながらの上下動を選手が求められるので、このサッカーは起用された若手伸びますね。

タビナスジェファーソンの前節振り返りが面白い

DFのタビナスジェファーソンがファジアーノ岡山戦の振り返りをブログで公開していました。

FC東京の渡邊凌麿のyoutubeチャンネルもそうだけど、選手がハッキリ発信するケース増えてきてるのは、試合中の心理が垣間見えて興味深い。

攻略のポイント

ニア・ファー織り交ぜたCK・セットプレイ

・CK対応も前向きにボールに寄る守備なので、今節もファー狙いが有効そう。
 vs岡山戦、vsいわきFC戦(いわきの2点目) 双方でセットプレイ「ニアですらしてファーでフィニッシュ」の形から失点している。

当然警戒・改善は図ってくると思うので、ニア・ファー織り交ぜてデュークや樹雷人が思い切り飛び込む、こぼれを平河・エリキ・下田・高江等を狙うなど集中すれば、効率的な加点ができそう。

セットプレイは今季ゼルビアのわかりやすいストロングなので、しっかり使いたい。

守備の的を絞らせない展開

水戸の守備スタイルが、ボールホルダーの前方に強く制限をかける形なので、要はかなりボールに来る。ボールホルダーに取りどころをハッキリ定めてコースを狭め、距離を詰めていく守備をしてきます。

インターセプトも鋭いので安直な横パスは危険です。
縦にしてもダイアゴナルにしてもハッキリとしたパスルートでゲームを構成していきたいところ。
危なくなったらボールを高く蹴り上げて、競り合い勝負に持ち込むのも手です。デュークが生きる。

中盤からの組み立てでもたつくのは水戸の大好物なので、ボランチおよびCBが起点となってエリキ・平河などサイド裏への展開、機を見てはディフェンスラインがそのままドリブル保持しての攻め上がりも織り交ぜると良さそう。岡山はバイスが何度もドリブルで前線プレスを剥がして前進図っていました。ボールが出てくる後衛が前に推進することで、水戸守備にマーク対象の切り替えを強いることができる。

水戸に無駄走りやハイボール処理などで、なるべく気持ちよく縦ツメできない、守備でリズムを作らせないことが重要です。

3人目の動き

ボールに対する意識が強い守り方をするので、局面ではボール非保持の選手の動きをフォローする意識は落ちるはずです。

金沢戦の平河の得点のように、下田・高橋大悟・エリキなどがポジションチェンジも絡め、複数選手で連携しての攻撃ができれば今節も有効です。

強い気持ち

双方の戦い方的に今節も高校サッカーフレーバー強めな試合になりそうです。
水戸は絶対に諦めないチーム。強い気持ちで「球際に負けない」「最後まで闘う」が勝利への第一歩です。

まとめ

結局、書き終わりは郡司さんの雑談ラジオの時間になってしまいました。

今回の水戸戦は3月唯一のホームゲーム。今回も家族と参戦予定です。

今節も戦いましょう。共闘!

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