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栃木SC戦 対戦前分析(2022年J2第18節)

ひだりです。
日曜群馬戦でのクリーンシート勝利から水曜日にはもう試合。サポとしては楽しみですが、選手にとってはやはりタフですね……。ましてやゼルビアがなかなか勝てない天敵・栃木。
「黄色い相手を倒せない」は以前からの課題ですが、序盤の千葉戦がアーリアのナイスヘディングで先制するも即座に追いつかれて引き分けに終わり、そこが未勝利街道の入り口になってしまったので、今回のvsイエローチャレンジはなんとか突破したいところ。

さて、分析にあたってはDAZNの群馬戦過去5戦ハイライト+フルマッチ(前後半15分以降)をざっとチェックして、

・どんな戦い方を志向しているのか
・どんな形で失点しているか
・特徴的な選手は誰か

あたりを気にしながらチェックしています。
相手チームについても参考になりそうな記事がある場合は参考にします。

「FC町田ゼルビアの対戦相手を理解する」が裏テーマなので、まずは相手チームが町田に対してどんな戦い方を目指してきそうかを考えるところからスタートして、じゃあ町田はどう戦うべきか、対策を考えていく流れで考えていく、というルールでまとめていきます。

【栃木目線で考える町田対策】
・「良い守備からの良い攻撃」守って守って、一瞬のスキを突く基本的な戦い方は変わらない。
・まず自由にボールを運ばせないことが重要。センターライン付近に町田のボール入ったところを強くプレス・囲い込みでボール奪取、カウンターを狙う。
・守備時442ブロック。多少距離のある長いダッシュも二度走りも厭わずプレッシャーをかけていく。
・中盤の入り口となる高江・佐野は常時監視〜ボール入ったらプレス。
・平戸に入ったら速攻で1人ファーストプレス。CB・ボランチ・戻ったサイドアタッカーなど含め2人目・3人目で囲い込んでつぶす
・相手ロングボールにはしっかり競り合う。球際で負けない。
・ボール奪取したら前へ
・DF枚数いて多少不利な状態でも、なるべく最後はシュートで終わる
・追えて、収まって、決められる矢野貴章がチームスタイルを象徴する存在でありカギ。相手の疲れた状態を突くため後半投入の可能性も。
・スピードタイプかつ五分のかけっこを闘える五十嵐を後半投入、終盤ゼルビアの高いサイドラインにチャレンジして突破を図る。

めちゃめちゃ清々しい。

【町田の対策】
・栃木の守備がボール保持者に対し直線的にプレスをかけてくる点を利用する。
・高江や平戸への縦楔でDFをひきつけて、空いたDF裏や逆サイド展開でボールを前進させるのが基本路線
・アタッキングゾーンでは、横に揺さぶりをかけたい。ペナルティエリア内での速いショートパスからダイレクトでのフィニッシュ、サイドからのクロスにファーから内に入ってくる合わせなど。※栃木vs山口戦、試合終了直前の山口決勝点はペナ内の横パスを決めきっており、少し前節の2点目佐藤大樹→こぼれ球をドゥドゥの得点とも似た形でした。
・球際で負けずにしっかり戦うこと
・とにかく先制点。取れないなら絶対に取らせない。
 得点を許して精神的優位性を持たせると栃木は手のつけようがないくらい硬い。
・深津で矢野貴章を抑えたい。球際力+声も非常に重要な一線。
・担当審判がわかったら特徴を頭に入れておく。
 どこをどう見てもバチバチになる以外の選択肢がない試合なので審判がゲームの結果に大きく影響する可能性が高い試合。イライラしすぎず、審判を味方につけるゲーム運びを。ポポさんも声出しほどほどに…。

【所感】
両チームともにボール保持時3421/守備時442 のスタイルを持ちミラーゲーム必至。
良い守備から良い攻撃へ。球際で負けない。相馬ゼルビアから続くチーム哲学のコア部分が相似する相手。90分の中で、一瞬の集中力を欠いた方が痛い目を見ることになる神経戦が確定している一戦と言えるでしょう。知ってた。

なお、フットボールラボのデータによると、「守備の際にどれだけ相手を前進させなかったか、相手を自陣ゴールに近づけなかったか」を表現する守備指標 KAGI で1位がゼルビア・2位が栃木だそうで、塩試合が約束されています。(意外と好きです塩味あふれるフットボール)

画像1https://www.football-lab.jp/summary/team_ranking/j2/?year=2022&data=kagi

基本的な設計は群馬と似ているので、群馬戦の感覚を利用できる部分はあるはずで、ここでの対戦はそう悪くないタイミングなのかなとも思います。
連戦ど真ん中という意味ではキツい消耗戦になるでしょうが、今のJ2ならどこが来てもキツいのは変わらないかもしれません。

少し身体スッキリした深津+平戸に良い仕事をしてもらいましょう。
故障でないことを平戸に祈りつつ、出勤準備に移りたいと思います。




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