見出し画像

2024 YBCルヴァンカップ プレーオフラウンド第1戦 vsセレッソ大阪戦 失点シーン振り返り【FC町田ゼルビア】

こんにちはこんばんわ、ひだりです。表題の通りですが、ツイートするには長いので軽く書きます。写真はnoteで見つけたなにかです。
心にリスペクトを。

この動画のコメント欄に「いいねの数だけ腕立てします」という人がいるので、みなさんムキムキにさせてあげてください。


昨日のクルークスのカットインからのミドルでの失点を見直してみます。

4:30 失点シーンの前局面

ハイライトには入っていないんですが、4:30くらいから似た局面があるんだよね。

  • おっくん右サイドでクルークス対応

  • ジュラトはCB位置にステイしてゴール前塞ぎ

  • ほくとゴール前のパスコース切り+ハーフスペースのケア。

この局面でもクルークスは奥山を相手に切り返し→再度切り返しで縦突破を選択して、クロスを上げる。ファーあたりでヘンリーが跳ね返したクリアボールが主審に当たってGKへのドロップボールから再開。
ここからハイライトにもある失点につながる局面がはじまる。

5:00 失点シーンにつながるリスタート

実質的にゴールキックみたいなリスタートになった。
福井がペナルティアーク(かまぼこ)越えたあたり中央から右方向 第4レーンあたりにロングボールを入れる。

荒木が競るも背後の守備に跳ね返され、ボールはセレッソの人数足りてる中央へ縦パス連携で前向きに運ばれる。
この時、ゼルビア側は、ロングボールのセカンドボールを回収して右サイド攻撃に持ち込む意図で全体に右寄りの選手配置になっていたため、セレッソの跳ね返し後、中央での運びを妨害することができなかった。

セレッソ縦クサビをFW山田が落としたボールを上門が前向きに受ける。(この時ジュラトは山田のケアで飛び出し→上門に二度追いを敢行するも追いつかず)
縦に運び右サイドのクルークスへ展開。

セレッソ攻撃陣は全体に左サイド、ファー気味位置でクロスを受ける体制を取り町田守備陣をファー寄りに誘導、ニア側(右サイド)をオープンな状態にして奥山とクルークスの1体1。

ジュラトの飛び出しで開いたCBー右SB間のスペースはほくとが埋め、クルークスから中央へのパスも警戒しながら右CBのスペースを対応する。

伏線ふくめ判断迫られるおっくん

奥山としては、クロスかカットインか双方の警戒をひとりで求められる状況。しかも直前のシーンではカットインと見せての縦突破でクロスを上げられている。
距離を詰める出足が半秒遅れて見えたのはこの流れがあったからかと思われる。

最終的なクルークスのフィニッシュはただ見事。相手を褒めるべきだけど、被シュート時の福井のポジショニングは適正だったかは再確認しておきたいところ。
巻いて左ポストにあててゴールだからまあ対応は難しいかなぁ…

回避できたとしたら

ロングボールでリスタートすべきだったか

前にオセフン、デュークのような明確なターゲットマンがいない場合、ロングボールは最適だったかどうか。

ドロップボールからのリスタートなので、福井に対してFWのチェックも寄せてきていた。
蹴らされたというよりFWチェックを引き付けて蹴った感じだが、福井に対して右SB位置にサポートの選手も開いていたので、安全策としてはふつうにサイドへ地上パス回すでも良かった。谷はわりとよくやるやつ。

ロングボールならタッチ割ってもいいので、よりサイド寄りに蹴り飛ばした方が穏便だった気はする。
想定通り、ロングボールに荒木が競る最初のところで右サイド流しで前進できれば全然違ったわけで、結果論でしかない話ではある。

中盤で奪い切る

セカンドボールから進める設計なら、中盤で奪い切りたかった。だからこそ全体に中央に寄せていった、その脇〜裏を突いてきたセレッソの攻撃だった。
FW山田の落としのところでジュラトが潰せなかったところが痛かった2つ目のポイント。
その後の2度追いも対応としては理解できる適正なものだが結果として自陣守備に穴を開ける形となった。

クルークスに対する塞ぎ

ジュラトの出た穴を埋めるほっくんの守備戻りの対応、ハンド予防の手は後ろ含め全部正解っぽい。体の角度もそこまで悪くなかったが、カットインから素早くその脇を突いてきたクルークスが上を行った。

状況的に、クルークスが守備寄せ負荷ナシの状態、広々したスペースでおっくん1対1は厳しかったが、この構図で耐える選択するのはおっくん1対1守備への絶対的信頼の証でもある。

無理ゲー感はあるが、あえていえばジュラトはプレスバックもっと全力でいってほしかった。クルークス抱え込んでファウルで止めるくらいはできたかも?(それはそれでどうか、ではある。)

雑感

オセフンデュークなしの地上戦・スピードを活かす編成、SBの高上がり目立つ、多少うまくいかないことがあっても「下がらない」「どんどん前に出ていく」チャレンジを感じた試合だった。

空回り・チャカチャカ感ある仕掛けで全体にダイナミズムに欠けた前半から、後半中央から押し上げるプレス、信じて裏を突く前線に強い気持ちで託すロンボと、良いリズムによく立て直すことができた試合だったように思いました。

後半尻上がりに調子上げ、課題を確認しつつしっかり勝ち切ったことが素晴らしい。

良かった点

メンバー交代ふくめ後半まで続くハードワークは気候が変わっても武器になりそう。(「こちらも落ちるが、相手も落ちる」を確認できた)

課題

前半、相手が元気に引いてプレスして守ってくる時間帯に

  • どう状況を動かすか

  • 状況動かないなら、相手にどう対峙してダメージを与えるか

は今後の宿題ですね。

がんばってつないでボール持って鮮やかに崩す、というよりは、まずやるべきアタックを仕掛けてその二次攻撃・三次攻撃、タッチ割ってセットプレー含めて、いかにこちらが隙を作らず、相手の隙を突くか、くらいの方が、町田っぽい良さは出そうに感じます。

結果的になんかエグい、くらいの重たい攻撃ができるようになるといいなぁ。

まとめ

どうあれ大阪で奮闘した選手・スタッフ・関係者・サポーターのみなさんのハードワークに心から敬意を表したい。全方位、心にリスペクトを。

日曜日、後半90分も勝ちましょう。共闘🔥

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?