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私にとって大事なのは、一緒にいることよりも、自己表現すること。

『今の私にとって、1番大切なモノは何か?』をずっと考えてる。
『今、わたしは何をしたいと思ってるのかな?』って、ずっと考えてる。

『1番』って思うのに、あれもこれも…いろんなものが繋がっていて、1つに絞るのがすごく難しい。

…だけどね、
その中には『他の誰かの気持ち』が必要なものもあって…、それは、私ひとりの力じゃどうにもならないことだったりする。
それなのに、ここ数カ月の私は、それに執着してたんだなって。
わたしが次のステップに進むために…、その前にどうしても欲しいって思ってた。
…そのエネルギーがあれば、私はある意味『無敵』でいられるような気がしてね。私らしく堂々と自己表現できそうな気がしてたんだ。

…でも、ここ最近の変化で気づいたことが1つある。

彼は私で、私は彼なんだなって。
目に見える世界は私で、私が自分の世界を作ってるんだなって。
…そんな感覚。

彼の持つそのエネルギーがあれば、私は無敵でいられるような気がしてた。
自分らしく表現していけると思ってた。
…だけどさ、もしかすると、私がちゃんと自己表現しない限り、彼の持つそのエネルギーにこれ以上近づくことができないんじゃないかなって…。そんなことも思う瞬間がある。
他者のエネルギーに頼るんじゃなくて、ちゃんと自分の持つエネルギーで満たして進んでいくことが、自己表現していくことのできる私になることが大事なんだよなって。


彼が持つエネルギーは、セラピストだった頃の私のエネルギーとすごくすごく似てる。
…似てるというよりも、あの頃の私のエネルギーそのものだと思う。
変な話よね^^;?

セラピストだった頃の私は、いつも『自分の施術を受けてみたい』と思ってた。
自分の施術を受けることができたら、きっとそれがわたしにとって最高のものだと信じてた。
いつも、自分の施術を受けるお客様を見て、羨ましく思ってた。

だけど、自分で自分を施術することはできない。
だから『いつか、誰かに技術を教えることができたらいいな~』なんて思ったりもした。

だけど、実際に教えながら気づいた。
私が本当に求めているのは形じゃなかった。エネルギーだった。ヒーリング、癒しのエネルギー、空気感…そういうものだったんだと思う。

…でも、私は自分と似たエネルギーを持つ人に出会ったことはなかった。
それに、自分のエネルギーって、馴染みすぎてしまって…自分じゃ感じにくいなって。


石垣に来て初めて、自分と似たエネルギーを持つ人に出会った。
…それは、「今の私」ではなく、「セラピストだった頃の私」「お客様に触れる時の私」に似てた。

…数日前、エネルギーの質が変わってることに気づいた。
そのエネルギーが「似てる」ではなく、まるで「私自身」のように感じた。

そのエネルギーを感じて、体や心の変化を感じて…、やっと気づいた。
『私の施術って、こんな感じだったんだな~』って。
お客様たちはもちろん、会った人たちが言ってくれる『私の印象』『感想』が腑に落ちた瞬間だった。


帰り道で思った。
『私は、あのエネルギーの中で、何ができてただろう?』
『彼のために、私にできることなんてあるのかな?むしろ、私の存在が迷惑になってしまわないかな??』って。

そんなことを思いながら、いつか誰かに言われた言葉が浮かんできた。
あの時の、彼の不安そうな顔がよみがえる。
…『あぁ、そういうことだったのか』


※※

彼のことを『大好きだ』と思ってたけど、『彼のどこが好きなんだろう?』と考えても、私にはよくわからなかったりする。
…いや、前は『こんなところも好きだな』『あんなところも…』がいっぱいあったんだと思うんだけど、今の私には、よく思い出せない。

ただ、彼のことを思い出すだけで、すごく温かい気持ちになる。
『あれができるから好き』『こんなところがかっこよくて好き』じゃなくて、ただその存在そのものが愛おしいんだなって。そんな感覚。

ふと気づいた。
私は、初めからそうだったのかもしれない。

彼がどんな人で、何ができて、どんな顔をしていて…みたいなところに、あまり興味がない。…というか、あんまり考えてないのかも。

彼のふとした、何気ない言動が嬉しくて、心地よくて、私をわたしに戻してくれる。
彼の作り出してる空気感が、すごく心地よくて…、『あぁ、私はわたしのまんまでいいんだな』って。『わたしのまんま自由にしてていいんだな』って思わせてくれる。
このエネルギーに包まれてたら、私は安心して、自分の感じることを素直に表現することができるんだろうなって。

…もしもこの恋が実ったとして、私は彼だけを見て、彼だけのために生きていくことはできないんだろうなって思った。

だってさ、彼といる時間でさえも、彼の顔をあんまり見てないんだよ?
彼がいてくれる、その空気感がすごく心地よくて…、ぼーっとしちゃう。
テレビ見たり、ご飯食べたり、好き勝手しゃべったりして…、『わたし、ちゃんと彼のこと見てないんじゃないかな?』って申し訳なく思ったりする。
『わたし、ぜんぜん彼のことを知らないんだな』って思う。

ただただ彼といたくて一生懸命になって、どんどん感覚的になって…、いろんなことを覚えていられないの。

ただただ一生懸命話してしまって、ちゃんと頭で考えて話すことができないの。
すごく心地よくて、たくさん話したくて、もっと一緒にいたくて一生懸命になるのに、覚えてられないのよ。

もしもこの恋が実ったら、私はきっとものすごく幸せだと思う。

すごく暖かな気持ちで、心も満たされると思う。
すごくすごく心地よくて、私はきっと、自分の世界を広げていきたくなると思う。
それはきっと、彼だけを盲目的に見続けるような恋ではなくて…。
『彼がいる』という安心感があるから、自分らしく自己表現していくことができる。そんな感覚なんだと思う。

そして、どこでだれと会ったとしても、どんな風に自己表現していくことになったとしても…、私が『帰りたい』と思う場所は、そこなんだと思う。


※※

以前の私は、彼のそばにいられることが、すごく大事なことだった。
彼と少しでも一緒にいたくて…、自己表現していくことよりも、彼と一緒にいられることを選ぼうとしてた。

『ブログを書かなきゃ』と思いながらも、『自己表現したい』って感覚が薄れていくのを感じてた。
彼のそばにいるために、ただ生活することを望んだ。

だけど今、彼と一緒にいること・彼の近くにいることよりも、自己表現して、私がわたしらしく生きていけることが大事なんだなって。そんな気持ちになってる。


だけど正直さ、まだ心は揺れてるんだと思う。
だから、次のステップに踏み切ることができずに、こうやってnoteに書いてるんだと思う。

noteに書くのも好きよ。
だけど、私がわたしらしく表現するための場所が、今はここじゃないような気もしてるんだ。

自分らしく、生きてみたい。
ひとりで、新しい一歩を踏み出してみたい。
…だけど、まだちょっと恐い。
それが、今日の私の心境なんだと思う。

あと数日で、東京に帰ろうと思ってる。
だけどまだ、『本当に石垣を離れていいの?』と思う自分もいて…、飛行機のチケットを買えずに、眺めてる。
やっぱり、今の私はそんな感じなんだと思う。

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