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ひだまり66 日本酒研究所🍶 #2 【日本酒の源「米」&而今】

こんにちは✋ ひだまり66です🌞
早くも日本酒研究所シリーズ第2回を開催したいと思います!
第1回の内容は以下からご覧いただけます。

今回は第1章で「日本酒の源『米』」、第2章で「而今」をそれぞれ紹介したいと思います🍶

第1章:日本酒は原料の「米」で味が決まる?

(1)酒造好適米とは?

日本酒の原料は何ですか?と質問された場合、多くの方が「米」と答えると思います。
もちろん、それが大正解です。
ただ、一概に米と言っても普段私たちが口にしている”食用米(うるち米)”によって日本酒が造られている訳ではなく、酒造には”酒造好適米”が使用されています。日本で生産される米全体を100%とした場合、酒造好適米の生産量は僅か5%程度なので、単純に米の生産量が多い地域=日本酒の生産量が多いという方程式は成立しません。
また、酒造好適米は穂の丈が平均1m以上にもなるため気象条件や害虫対策に細心の注意を払わなければならず、農家にとっては栽培が大変な米なのです🌾
酒造好適米の条件には以下のようなものがあります。
・大粒であること
・心白(粒の中心にある白色不透明な部分)があること
・たんぱく質と脂肪が少ないこと
・吸収率がいいこと

(2)酒造好適米の代表

それでは代表的な品種を簡単に紹介しましょう( ^o^)ノ
これから呑む日本酒はどの品種を使用しているかは、だいたいの場合がラベルに記載されています。
山田錦・・・シェア率が最も高く、心白が大きいので大吟醸用に人気が高い。ある都道府県が生産量の約8割を占めている。
五百万石・・・国内シェア率は2番目で、柔らかな味わいを醸し出すのが特徴。北陸地方での栽培が盛ん。
美山錦・・・耐冷性が強く、長野県や東北地方で多く栽培される。スッキリとした味わいに仕上がるのも特徴。
雄町・・・酒造好適米の中で最も古い品種で、大正11年に品種登録された。
シェア率は僅か3%程度のため「幻の酒米」とも呼ばれ、雄町ファンを「オマチスト」と呼ぶことがある。

ここでちょっとした日本酒クイズです👆
①の山田錦が最も多く生産されている都道府県はどこでしょう?
答えはインターネットで「山田錦 生産量」と検索するとヒットするはずなので是非検索してみてください!笑

上記4品種のほかにも、最近は各地で新品種が誕生しており、その数120~130種ほどと言われています。
その都道府県でしか栽培されていないレア品種を探してみるのも面白いかもしれません(^_^)

ということで今回は米の品種の違いについて解説させていただきました。
しかし! 米さえ良ければ酒が美味いという話ではありません!
次回は酒造における影の力持ち「水」に関してお届けします🤗

第2章:国内屈指の入手困難酒 而今を嗜む

今回ご紹介するのは前回の”新政”に続き、入手困難酒のひとつとされる木屋正酒造さんの”而今”です。読み方は「じこん」で、「過去にも囚われず未来にも 囚われず、今をただ精一杯生きる。」という意味があるそうです。(公式HP情報)

(1)特別純米をお店で嗜む

筆者が而今と初めて出会ったのは今から約1年前。
一時的にコロナが落ち着いていた時期でもあったので、会社の同期と近くの日本酒専門店に呑みに行った時のことでした。
通常メニューよりも後ろのページに”新政”や”而今”などのレア酒の銘柄のみ記載されているページがありました。一応店員さんに注文は可能なのかを聞いてみたところ、どうやら常連さんに向けたページのようで、初来店の我々への提供は難しいという返答でした・・・😫
そこで、お店の方のご厚意でレア酒以外の日本酒を5杯以上注文すれば、提供しても良いと言っていただいたものの、筆者は体質的にそんな量は呑めません・・・😥
若干困惑気味でいると、同期のAさんから心強いお言葉が!
「私、全然いけるから而今に協力するよ!」
さすが、福岡女子!言うことが違います笑
また、もう1人のMさんも日本酒がそれほど得意な訳ではないものの、而今のために協力していただけるということで3人の力を合わせて日本酒を消費していきます笑
ということで2人の多大なご協力のもと、而今の注文権利を得て遂にご対面です👏

而今と対面

肝心の味は・・・
一言で言えば「雑味を一切感じない、スッキリとした味わい」でした!
分類としては辛口に入るのかもしれませんが、後味は一切なく口に含んだ数秒間に旨みが凝縮されているイメージです(伝わるかわかりませんが・・・)
ということで来店した2022年6月24日は勝手に「而今記念日」に設定しましたwww

(2)純米大吟醸 白鶴錦を家で嗜む

それからは2軒くらい而今をお店で呑める機会があったでしょうか。
ただ、入手困難酒と言われている由縁は「酒屋で見ることはほぼない!」ということです。
もちろん全国に特約店はあるのですが、生産量が少ないということもあり特約店ですら会員になったり、抽選に参加してやっと手に入るかどうかという世界です💦

「而今を手に入れるのは、大晦日に露天風呂付客室を予約するくらい難しい」

N.S

これは元同期かつ日本酒仲間S君の格言です。
旅行関係のお仕事をされたことがある方はこの表現がよくわかるかと思います笑
そんなS君とは所用で2人で出掛ける機会がありました。そこで奇跡的に上記の格言が覆ったのです。

S君:「○○(筆者のニックネーム)✕3回、こっち来て!」
筆者:「どうしたん? 慌てた顔してー」
S君:(ニヤリ)
筆者:(S君の買い物かごを見る)「は??? 而今やん!!」
S君:(棚を指さす)
筆者:「えーーーー。まじか!」(すぐに手に取るwww) 

而今が・・・ 我が家に!?

勝ちましたよ!
情報によれば偶然その日が発売日だったとか😎
今回手に入れたのは白鶴錦という品種で、神戸にある白鶴酒造さんがオリジナルで栽培している品種です。
詳細は以下HPに記載されています。

今回も大変恐縮ですが、具体的な入手時期や入手店舗に関してはお答えいたしかねますのでご了承ください🙏
購入してまもなく、家で美味しくいただきました。
品種や製造方法が異なるので始めの口当たりは若干違いがあったような気もしますが、やはり而今ですので「スキッッ」とした夏酒のような味わいが堪りません😝
筆者のオススメのおつまみは”マグロの刺身”です🍣
もちろんお刺身全体に合うお酒なのですが、特にマグロのとろっとした食感にマッチする気がしました。(個人差があります。)
ぜひ、而今をどこかで呑む機会があればみなさんも一度試してみてください(*^_^*)

🍶それではまた次回の晩酌で🍶