2023夏 環境系学生未来塾 その1
1. 大自然のなかで
『環境系学生未来塾』は、対話&内省だけではなく、世界自然遺産である屋久島の大自然の中で、1000年を超える屋久杉や屋久島を構成している花崗岩(かこうがん) の白い川底に、緑と水色を混ぜたような透き通った川、エメラルドブルーの海とも出会える。
樹齢1,800年という屋久杉を見ながら、1,800年前を想像してみる。
緑色の川で流れに逆らって泳いでみる。
透明度の高いエメラルドブルーの海で波を感じる。
圧倒的な時間軸、力、想像を超える美しい色、きらめき。
そんな大自然に対峙すると、逆らうことができないほどの大きな力を感じる。そして、気づかぬうちに、世界は人間社会だけでできていると錯覚していたなと気づく。
川や海に飛び込む(自然の中で本気で遊ぶ) ことで、日常のなかで背負っていた沢山の、実は不必要だったものが洗い流されていった。
圧倒的な大自然の中で、自分が自分だけでできているわけではなく、
地球という大きなフィールドの上で、眼に見えない大きな循環の中で生かされていると分かった。
『環境系学生未来塾』in 屋久島のメインファシリテーターは発起人のやっくんだけでなく、屋久島もなのである。
2. 4度目の未来塾
今回で、4度目の未来塾だった。
5日間の最後に、今回のふりかえりムービーを見る時間があるのだが、
その動画を見ながら、あたたかくなる気持ちとともに、寂しさも感じた。
僕のライフステージ的には、来年度には学生じゃなくなる。
『散り際だな。』と思った。
最後に、5日間のキーワードやアクション宣言を話す時間があるのだが、
今回は、『卒業』にした。
あたたかくなる気持ちを感じ、深みに潜っていくと、
屋久島でもらった沢山のご恩がフラッシュバックした。
紙に卒業と書いてから、その恵んでいただいた大きなご恩に涙が止まらなかった。
次は、『環境系学生未来塾』を僕が育った地元(鹿児島県日置市)で開くこと。
この想いが、身体的にも違和感なく染みこんでいるからこそ、次のステージへ進む気持ちになったのだと思う。
参加者や焚人(学生スタッフ) として、未来塾を楽しむフェーズはもう終わった。今度は、『環境系学生未来塾』の日置市の『地域パートナー』として関わり続けていきたい。
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